七夕の日の料理や献立はどうされますか?
七草がゆや端午の節句の柏餅のように、七夕にはこれと言った食べ物がありませんよね。
せっかくの季節の行事ですので、できれば七夕らしいメニューの食事にすれば、家族みんな、特に子供は喜ぶはずです。
そんな訳で七夕らしい料理と盛り付け例、そしてデザートをこちらでご紹介していきます。
早速見て行きましょう。
七夕の料理で伝統的な献立のメインは?
「七夕にはコレを食べる!」といった食べ物は特にありませんが、定番の物があります。
それは『そうめん』。
全国乾麺協同組合連合会では1982年から7月7日の七夕を「そうめんの日」としています。
さらに2005年に(株)三輪山本さんによって『恋そうめん』の日に制定されました。
しかし、それ以前に平安時代から旧暦7月7日の七夕に、そうめんなどの麺類と和菓子の原型になったと言われる索餅(さくべい)を食べる習慣がありました。
ちなみに索餅(さくべい)はそうめんとは似ても似つかぬ姿の食べ物で、味はしょっぱいですが見た目はツイストドーナツです。
それが進化の過程を経てそうめんになったと言います。
そんな訳で七夕で食べる伝統的な料理はそうめんとなります。
そうめんの食べ方に決まりはありませんので、つゆで食べるそうめんでもそうめんチャンプルーでもそうめんサラダにしてもいいのです。
お好みの食べ方でOKです。
そうめんチャンプルーのレシピはこちら
そうめんサラダは栗原はるみさんのレシピから
七夕らしいそうめんの盛り付け
普通にそうめんだと全く七夕という感じがしませんよね。
そこで天の川をイメージして盛り付けをして、七夕感を演出しましょう。
そうめんの盛り付け方
①麺は川をイメージしてお皿に盛り付けます。
②その上にハムや茹でたにんじん、卵焼きなど星形にくりぬいたものをトッピング。
③さらに氷をいくつか一緒に乗せるとキラキラして星のようできれいです。
具材を星形にするだけでなく、氷の光でも星を演出できますね。
盛り付け例としていくつかお手本サイトをご紹介します。
なんと!神社なのにレシピの紹介が!!
縁結びで名高い京都の地主神社さんがレシピを紹介しています。
そうめんだとたんぱく質やビタミンが不足しますので、蒸し鶏や茹で豚肉のサラダを付け合わせのおかずにするといいですね。
七夕の料理で子供が喜ぶメニュー
七夕は7月初旬です。
これからますます暑くなって、食卓にそうめんの出番が増えてきます。
まだここでそうめんを出さなくてもいいかな…とも思いますし、お子さんがいるならそうめんよりも子供が好きなメニューを出したいですよね。
そこで、大人から子供まで喜ぶ七夕メニューをご紹介します。
七夕の料理で子供も喜ぶメニュー
カレー
カレーは盛り付け方と具合を星形に抜く事で七夕の雰囲気を出します。
■盛り付け方
①ご飯を天の川に見立て、カレーを夜空に見立ててお皿によそいます。
ご飯はお皿の真ん中に細長くこんもり盛って、カレーは両サイドです。
②トッピング用に別で用意しておいた星型の具材を飾れば天の川カレーの完成です。
茹でたオクラの輪切り(星形だから)を散らしてもカレーに合います。
こちらでご紹介するヤマサ醤油さんのサイトのカレーはうずらの卵で織姫と彦星が出会った様子を表しています。
かわいい盛り付けですので、参考にしてみてください。
あと、盛り付けでカレーを川に見立て、両サイドにおり姫と彦星おにぎりを置いた伊藤ハムのハム係長バージョンもご紹介しておきます。
おにぎりがかわいいので崩せず、果たしてカレーライスになるのか?という問題も…
オムライス
こちらは薄焼き卵を大きな長方形に切って、願い事を書く短冊にします。
盛り付け方
①チキンライスやケチャップライスをお皿に平たく盛ります。
②薄焼き卵をライスにかぶる位の大きな長方形に切ってライスに乗せます。
③コーンやグリンピース、星形に抜いたハムやチーズを周りにトッピングして星を演出します。
④食べる前に薄焼き卵の短冊にケチャップで願い事を書きます。
ちらし寿司
やっぱり節句行事にはちらし寿司が合います。
(七夕は桃の節句、端午の節句と同じく五節句の一つです)
という訳でちらし寿司をおすすめします。
ただ、少しでも楽をしたいので…
一人ひとりのお茶碗に酢飯を盛って、その上に具材を盛り付ける方法をご紹介します。
こちらのミツカンさんのサイトをご覧ください。
⇒ミツカン 星がきらめく七夕すし丼
こちらのサイトのレシピではサーモンやまぐろを使っていますが、ツナマヨやかにかま、きゅうりの千切りでお手軽に作ってもいいと思いますよ。
七夕の日の料理に合うデザート
食事のデザートは季節の果物でいいと思いますが、やっぱり七夕にはキラキラしたゼリーをデザートやおやつにする事が多いです。
そこで、七夕の日に合うおやつやデザートはゼリー以外にどんな物がいいか見て行きましょう。
七夕に合うデザート
子供の場合、学校や保育園の給食で七夕ゼリーが出る可能性が高いです。
自宅でもゼリーでいいかもしれませんが、ゼリーばかりだと子供も飽きてしまうかもしれません。
自宅ではちょっと違うデザートを出してみましょう。
フルーツポンチ風ゼリー
とても簡単にできるデザートです。
作り方
①りんごゼリーを崩して器に入れます。
②そこにサイダーを注いで缶詰のフルーツを飾ります。
作り方はこれだけです。
ゼリーはスーパーで売っている3個で1パックのゼリーで全然OK。
クラッシュしたゼリーと炭酸でキラキラしてきれいです。
さらにひと手間かかりますが、オレンジジュースやアセロラジュースで固めに薄く作った寒天ゼリーを星形に抜いたものを浮かべると七夕感がアップします。
また、こういった水っぽいデザートの他にこんなのはいかがでしょうか。
笹団子・笹餅・麩まんじゅう
笹の葉で巻かれていますので七夕に食べるにはちょうどいいです。
レアチーズケーキ・ババロア
焼き菓子よりもレアチーズケーキやババロアは「七夕」という感じがしませんか?
ブルーベリーが採れる時期ですので、ブルーベリーソースをかけて。
まとめ
七夕には全国的にみんなが食べている『コレ!』といった食べ物はありません。
しかしせっかくの日本の行事の日ですから、ちょっとだけいつもの食事をアレンジして七夕仕様にしてみるといいですね。