お中元のお返しの時期とのしの表書きについて 遅れた場合は?

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お中元を頂いたら、お返しをしなくては!と思いますよね。
このお中元のお返しの品を送る時、いつまでに、どんなのしの表書きにするのがいいのでしょうか?
お返しののしは『お中元』でいいのか、それとも『御礼』がいいのか悩みますね。

実際のところお返しをする時期がお中元の期間を過ぎてしまう事はありますし、それどころか更に遅れて9月になってしまった!という事もあります。

お返しがお中元の時期よりだいぶ遅れてしまう場合は、それこそどんな表書きののしをかけたらいいかわからなくなりますね。

そんなお返しをする時期とその時ののしについて、どうしたらいいかを確認していきましょう。

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お中元のお返しをする時期は?

お中元を頂いた場合、人の心理として早くお返ししなくてはいけないという気持ちになって焦ります。
世間では皆さんがお中元を頂いたらお返しの品を送る事が多いですが、実はお中元は必ずしもお返しをする必要はありません。

お中元は一般的に目下の人が目上の人に対して贈ります。
「日頃お世話になっています、今度ともよろしくお願いします」という意味で普段お世話になっている人に贈るものです。
そういった「お世話になっています」という感謝やお礼の気持ちを伝えてきた人に対してお返しをする事は、普段しないですよね。
ですので、お中元に対してお返しの品物を送る事は絶対必要な事ではありません。
ただしこれは相手がどのような方なのか、そして相手との関係にもよりますので、品物を送るか否かは状況と関係を見極めて判断しましょう。

お中元を頂いたら必ずする事

品物を贈るかどうかは状況次第となりますが、お中元を頂いたら必ずしなくてはいけない事があります。
それは『お礼』です。
送って下さった方に「届きましたよ、ありがとう」の気持ちを伝える為にお礼の電話やお礼状を送ります。
お礼はお中元を受け取ったら2、3日の内に、できるだけ早い時期にするようにしましょう。

お中元のお返しの品物を送る時期は?

相手の方に品物を送る場合も、お礼と一緒にすぐに送らなくてはいけない気がしますよね。
でも、すぐお返しすると礼を失する場合もありますので、少し時間を空けて、頂いてから一週間くらい後に送るようにするといいですね。

お返しの品を送る時は、まずお中元が届いたらすぐにお礼の電話や手紙を出し、その後に品物を送るようにするといいですよ。

お中元のお返しののしの表書きは?

お中元のお返しの品にかける『のし』、これも迷いますね。
のし紙は紅白5本の蝶結びを使いますが、表書きは『お中元』でいいのかどうか…

そしてお中元を頂いてからお返しをするとなるとお中元の時期を過ぎてしまう事が結構あります。
期間を外した場合、のしの表書きを『お中元』とするのはいかがなものか?
悩みますね。

実はお中元のお返しをする時期によって、のしの表書きは違ってきます。
そんなお返しに付けるのしについて確認してみましょう。

お中元の時期に送るお返しののしの表書き

送り先の地域のお中元期間中に届くのであれば、お返しの熨斗の表書きは『お中元』で大丈夫です。

このお中元の時期は地域によって異なります。
一般的には7月初めから7月15日頃です。
そして主に関西地方は、ひと月遅れの8月1日から8月15日までにお中元を贈ることが多いです。

ただ、『お中元』を贈る場合は1点注意しなくてはいけない事があります。
『お中元』はこの先も継続的なやり取りをするものです。
1度限りでお中元を贈るのはマナー違反となりますので、『お中元』として贈る場合は来年以降はこちらからもお中元を贈らなくてはなりません。
今年だけお返しを贈りたいのなら、のしの表書きは『暑中御見舞』や『残暑御見舞』『御礼』にしましょう。
ちなみにこの中で一番万能な表書きは『御礼』です。
なぜなら時期を気にする必要がないからです。

お中元の時期を過ぎてからお返しをする場合

お中元の時期より遅れてお返しをする場合は、これも時期に合わせて『暑中御見舞』『残暑御見舞』、もしくは『御礼』とします。
目上の方に暑中御見舞や暑中御見舞を贈る場合、厳密ではありませんが表書きは『暑中御伺』『残暑御伺』にする方が好ましいですよ。

ここで、各地域の一般的なお中元と暑中お見舞い、残暑お見舞いの期間を確認しておきましょう。

各地域のお中元の時期とのしの表書き

■東日本・沖縄では

  • 7月初旬~7月15日まで⇒『お中元』
  • 立秋の前日(2018年は8月6日)まで⇒『暑中御見舞』
  • 立秋(8月7日)~8月末まで⇒『残暑御見舞』

■北海道・西日本では

  • 7月中旬から8月15日まで⇒『お中元』
  • 8月15日~末まで⇒『残暑御見舞』

■九州では

  • 8月初旬~8月15日まで⇒『お中元』
  • 8月15日~末まで⇒『残暑御見舞』

こんな感じで各地域でお中元の時期が違います。
お返しののしの表書きは送り先の地域の時期に合わせたものにしましょう。

また、東日本・沖縄の所にも記載しましたが、暑中お見舞いと残暑お見舞いの時期もご紹介します。

  • 暑中お見舞い⇒小暑(2018年は7月7日)~立秋の前日(8月6日)
  • 残暑お見舞い⇒立秋(2018年は8月7日)~8月末


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お中元のお返しが遅れた場合は?

お中元のお返しを送ろうと思っていても、忙しいとどんどん遅れて気付けは9月…
どうしよう!
焦りますね。

お中元が届いた後、すぐにお礼の電話やお礼状は送っていますか?
もし、電話も御礼状も出していないなら、まずはすぐに「お中元を贈って頂いてありがとうございました。忙しくてついご連絡が遅くなってしまって…」とお礼の電話をしましょう。

最初にご案内しました通り、お中元にはお返しを贈らなくてはいけないという決まりはありません。
ただ、品物を贈る贈らないは別として、遅くなってもお礼の一言は伝えます。
このお礼はできるだけ早い方がいいですよ。

お中元のお返しを遅れてする場合

残暑御見舞の時期を過ぎてお返しを贈るのが遅くなってしまった場合、品物にかけるのしの表書きは『御礼』となります。
御礼なら時期は関係なく使えます。

お返しの品と一緒に御礼の手紙をつけると丁寧な印象になりますよ。

まとめ

お中元を頂くと嬉しいですが、予期せぬ相手から届くと焦りますね。

今後お中元のやり取りするならお中元の期間に『お中元』ののしでお返しをすればいいのですが、そうでない場合や時期より遅れる場合は「季節のあいさつ」やお礼として品物を贈る感じになります。

地域によってお中元の時期が違いますので迷う事もありますが、とにかく頂いたらすぐにお礼です。
お返しをするのは少し時間を空けてからですので、その間に品物やのしをどうするか考えましょう。

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