甘くない桃を甘くする方法と美味しい食べ方、活用法をご紹介

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桃が甘くない事があります。
せっかくの桃なのに、美味しくないとがっかりですよね。
何とかして甘くする方法はないのでしょうか?

甘くならないのなら何かにアレンジしたり使い道があればいいですよね。

そこで、今回は甘くない桃を甘くする方法と美味しく活用する食べ方をご紹介します。

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甘くない桃を甘くする方法

桃が甘くない原因は2つあります。

1つは桃が熟れていない事。
2つ目は単純に糖度が足りない事です。

まずは桃が熟した状態かどうか確認してみましょう。

桃を観察して、枝の付いていた軸の周辺の皮がピンクやクリーム色になっていて、桃のいい香りがしてれば熟して食べ頃になっています。

そうではなく軸の周辺が緑っぽく桃の香りがしないようであれば、まだ完全に熟していません。

さあ、その甘くない桃は熟した桃でしょうか?
それともまだ食べ頃ではない未熟な桃でしょうか?

どちらでしたか?

未熟な甘くない桃は追熟させる

もし桃がまだ完全に熟れていなかった場合、追熟させる事で甘くなる可能性があります。

果物を熟させるにはエチレンガスという物が必要なのですが、桃からはりんごに匹敵する量のエチレンガスが出ています。

そしてりんごと違い桃は収穫させた後からも実が熟していきますので、農家さんは桃が完熟する前に収穫をしている事がほとんどです。

そんな事もあって完全に熟す前に手元に桃が届く事はよくあります。

未熟な桃を追熟させるには、直射日光が当たらない室内に置いて1日~3日待ってみましょう。

暑い時期だとあっという間に熟していい匂いがしてきますよ。
追熟した桃は甘くなっているはずです。

完熟だが桃が甘くない

桃が完全に熟して食べ頃になっていても甘くない…

これは桃自体の糖度が低いので、どんなに待っても甘くなる事はありません。
では、この甘くない桃をどう食べましょうか、となりますよね。

ここで試して頂きたい方法があります。

非常に簡単な方法なのですが、砂糖をまぶして一晩置いてみて下さい。
やり方はこうです。

甘くない桃を甘くする方法

①まず、桃の皮をむいて食べやすい大きさに切ります。

②それに桃1個につき大さじ1杯のレモン汁をまぶします。

③そして砂糖を大さじ2、3杯まぶして冷蔵庫に入れて一晩置いてみましょう。

桃が即席の砂糖漬けとなり、甘くなりますよ!

桃を入れておくタッパーやお皿はあまり大きくない方がいいです。
出来るだけ深さのある小さめの入れ物がオススメ。
なぜなら桃から出た果汁に桃の実が漬かるようにしたいからです。

ちなみにこの砂糖をまぶす方法には一つ問題点があります。
それは桃が茶色く変色してしまう事があるという事。

レモン汁で色止めをしても、どうしても空気と触れている所は茶色くなりがちです。

もし変色が嫌ならこれからご紹介する別の方法で甘くして食べて下さいね。

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甘くない桃の美味しい食べ方

完全に熟して食べ頃になっているのに甘くなくてまずい桃、そのまま食べていると悲しい気分になりますよね。
先程ご紹介したように砂糖に一晩漬ければ一応甘い桃に変身します。

それ以外にも甘くない桃には使い道があります。

これからご紹介する桃の食べ方はいずれも簡単。
せっかくの機会ですからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

桃のコンポートにする

まず、桃が大量にある時や甘くない桃の消費方法としてよく提案されるのがコンポート、シロップ煮です。

生の桃を砂糖にまぶすだけの物と違って桃の実が柔らかくなるので食べやすいです。
そして生のままの桃はすぐに傷んでしまいますが、コンポートにすると冷蔵庫で4、5日は日持ちします。

作り方をご紹介しますね。

■材料(桃1、2個分に対して)

水 1カップ(200ml)

砂糖 大さじ5杯

レモン汁 大さじ1杯

■作り方

①桃をカットして種を取ります。できれば2つにカット。

②砂糖と水でシロップを作り、一度鍋で沸騰させます。

③沸騰したら弱火にして、レモン汁を加えてから桃を入れて煮ます。

④3、4分煮たら桃をひっくり返して更に3、4分煮て、火を止めて冷めたら出来上がり。

桃は柔らかい桃なら皮つきのまま煮ると皮がつるんとはがれますが、固い桃だと煮ても上手くはがれません。
固い品種の桃なら皮はむいてから煮るようにしてください。

桃のピンク色の皮を一緒に煮るとコンポートがピンク色になりますよ!
そして皮つきのまま煮る場合、最初に皮がある方を下に向けて煮て、その後ひっくり返してください。

ちなみに桃のコンポートを作った時によくある事の対策法はこちらにまとめてあります。

⇒桃のコンポートが変色する理由と茶色くなるのを防ぐ方法 色をきれいなピンクにするには?

⇒桃のコンポートの皮がむけない理由 きれいにむく方法とむきにくい品種について

桃をバニラアイスに混ぜる

甘くない桃を甘いバニラアイスと混ぜて、即席の桃アイスが作れますよ!

これは桃が生のままだと上手くいかないので、一度桃を凍らせて作ります。
作り方は至って簡単です。

■作り方

①まず、桃の皮をむいて、一口大に切ります。

②切った桃をジッパー付きのポリ袋などに入れて冷凍します。

③凍った桃を常温にだして、半解凍の柔らかい状態になるまで待ちます。

④桃がスプーンで潰れるくらい柔らかくなったら、果肉を潰しながらバニラアイスと混ぜて完成!

使う桃の量はお好みです。
まずはアイスクリームの1/3位の量でお試しあれ。

桃サイダー

こちらも桃アイスと同じように、一口大にカットして冷凍した桃を使います。
アイスよりも更に簡単です。

作り方は冷凍した桃をグラスに移し、サイダーを注ぐ。

それだけ。

これも桃の量はお好みです。

そして桃は冷凍したままでもいいのですが、これも半解凍にして潰してからサイダーを注いで、完全に桃とサイダーを混ぜてもおいしいです。

ちなみに繊維が詰まるので細いストローでは飲めません。
スプーンで桃を混ぜながらグラスに口を付けて飲む事をお勧めします。

桃とカルピスのシャーベット

これも超簡単です。
カルピス原液があれば作れます。
そして大きいサイズの冷凍用ジッパー付きポリ袋も用意!

■材料(桃1個分に対して)

カルピス原液 1カップ(200ml)

牛乳     半カップ(100ml)

■作り方

①桃は1~2㎝角に切り、ジッパー付きのポリ袋へ入れます。

②牛乳とカルピスを混ぜ、ポリ袋に入れます。

③空気を抜いてしっかり口を閉じ、冷凍庫に入れ平らな板状になるように凍らせます。

④凍ったら手で袋を揉んでシャーベットを柔らかくほぐし、器に盛り付けたら完成です!

最後に手で袋をモミモミする時、やりすぎると手の熱でシャーベットが溶けます。
揉むのはほどほどにしておくようにして下さい。

桃は角切りのままでも潰してしまってもおいしいです。
どちらにするかはお好みで。

最後に

桃が甘くないと思っていたら、まだまだ熟していない桃だったという事はよくあります。
未熟だったら部屋にそのまま置いておくだけで追熟されますので数日食べるのを待ってみて下さい。

ただ、完熟状態になった後は傷む一方ですので、食べ頃を逃さないようにして下さいね。

熟しても甘くない桃は色々な食べ方が出来ます。
なかなかカルピスと混ぜたりバニラアイスと混ぜる機会もありませんから、これを機に試してみてはいかがでしょうか?

余談ですが皮をむいた桃をみる度『おしりたんてい』が脳裏に浮かびます。

それではエクセレントな桃ライフを…

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