ヨーグルトのホエーの使い道!捨てずに活用、完全消費の利用法10選

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家で水切りヨーグルトを作るとホエーがたくさん出ますよね。
このホエー、たくさん栄養素があるといいます。
捨ててしまうのはもったいない!
活用したいですよね。
でも、使い方がわかりません。

そこで今回はホエーを上手く消費するための使い方や保存の仕方をご紹介したいと思います。

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ホエーの使い道

ホエー、それはヨーグルトから出た水。
またの名を乳清。

水切りヨーグルトを家で作ると、ヨーグルトの半分位の量が水、ホエーでびっくりします。
ここで出たホエー、使い道に困りますよね。

ホエーにはたくさんの栄養が含まれていると言いますから、このまま捨てるのはもったいないです。

持て余してしまいますが、実は使い道はたくさんあります。
ヨーグルトの半分を占めるホエーの活用についてご紹介していきます。

ホエーの活用の仕方

早速ヨーグルトのホエーの使い道を10個ご紹介しますね。
いずれも面倒な事なしで消費する利用法ですから参考にしてみて下さい!

ホエーでご飯を炊く

普通のご飯を炊く時にホエーを加えるというのもあります。
炊き方は、お米一合に対して100ccのホエーを加え、その後に炊飯器の目盛りまで水を入れて炊きます。

こうすると炊きあがったご飯からヨーグルトの匂いがしそうですが、匂いは全くしません。
匂いがしないだけでなく、お米がもっちりツヤツヤになります。
そしてお米の甘味も増しますよ。

飲み物としてホエーを飲むより無理なく消費できる方法です。

お菓子やケーキ作りに使う

ホエーはお菓子作りにも使えます。
入れるなら何といってもケーキがおすすめ!
ホエーを入れる事でふわふわになります。

一番簡単なのはホットケーキを作る時に使う事です。
ホットケーキに使う牛乳の代わりにホエーを使います。
牛乳の代わりに入れるだけで普段よりふんわりしたホットケーキになります。

もちろん蒸しパンやマフィンなどを作る時に入れる牛乳の代わりにも使えます。

また、フレンチトーストも作れますよ!。
これも牛乳の代わりにホエー入れます。

パン作りに使う

ホエーを使ってホットケーキなどのお菓子を作るとふわふわになります。
同じ様にホエーをパン作りに使う事ができるんですよ!

ホットケーキの時と同じように、パン作りに使う水や牛乳をホエーに変えて作るだけです。
ケーキと同じようにふわふわ、むっちりした食感になります。

ただ、人によっては多少ホエーの酸味が気になるかもしれません。
あと、ちょっとふくらみが悪くなるかも。

ホームベーカリーをお持ちの方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?

料理に使う

実はホエーはお菓子だけでなく料理にも使えるんです。
特に肉の下味付けにホエーを加えると、肉が柔らかくなり旨味も増えますよ。

分かりやすいのは鶏肉です。
鶏むね肉やささみは柔らかくなります。
唐揚げも、醤油・しょうが・ニンニク・ホエーで下味をつけて作ると柔らかくてジューシーになります。

塩麹を下味付けに使うと肉が柔らかくなりますが、それと同じように使うといいです。

もちろん豚肉の時もおすすめです。
とんかつを作る時、豚肉をホエーに1時間位漬けてから作ると肉が柔らかくなりますよ!

ホエー入りドリンク

まずは一番簡単なホエー入りの飲み物です。

実際にそのまま飲んでみればわかりますが、ホエー自体はおいしくないです。
なので色々な物を混ぜてホエードリンクにします。

おすすめの飲み方はこの5種類です。

■牛乳(豆乳)とホエーを1:1で混ぜ、砂糖やはちみつを加える

■オレンジジュースなどのジュースにホエーを4:1位の割合で混ぜる(ジュースが4、ホエーが1がベスト)

■カルピスで割る(カルピス原液の場合は水の代わりにホエーを使用する)

■米麹の甘酒とホエーをお好みの割合で混ぜる

■ホエーにレモン汁とはちみつを混ぜる

5番目のホエーにレモン汁を混ぜる飲み方は、個人的にはレモンを多くしないと飲めませんでした。
ホエーだけでなく炭酸水を加えてシュワシュワさせた方が飲みやすいかもしれないとも思いました。

このホエーなのですが、単体では正直無理です。
ストレートホエーは気合がないと飲めません。

なのでお好みの物で割って飲む事をおすすめします。

ホエーでスープを作る

酸味があるトマトスープやサンラータンなどのスープに入れると違和感なく食べられます。
お好みですが水とホエーの割合が1:1になるようにするとちょうどいいと思います。

ちなみに筆者は味噌汁にホエーを入れた事があります。
これは絶対にオススメできません。
発酵食品同士で合うかと思いましたが…全然合いませんでした。

ドレッシングを作る

ホエーを使ってドレッシングも作れます。

■基本のドレッシングの分量

・ホエー     100ml(1/2カップ)

・酢       大さじ2杯

・オリーブオイル 大さじ2杯

・砂糖      小さじ1杯

・コショウ    少々

これらを混ぜるだけです。

もっとシンプルに作るなら、ホエー100mlにオリーブオイル大さじ1杯、塩、コショウというのもありますよ。

ホエーをまろやかな酢として使うという考え方ですね!

漬物を漬ける

ドレッシングと同じようにホエーを酢の代わりに使って、漬物も作れます。

■ホエー浅漬け

・ホエー カップ1杯

・砂糖  大さじ1杯位(気持ち多めがいいかと)

・塩   小さじ2杯

・お好みで鷹の爪や粒コショウ

この液に切ったキュウリや大根をを漬けると通常の浅漬けよりまろやかな味になります。
調味料はお好みで調整して下さい。

浅漬けと書きましたがピクルス寄りですね。

また、水キムチにする事も出来ます。

■ホエー水キムチ

・ホエー   カップ1杯

・塩     大さじ1杯位

・しょうが  チューブで5cm位(ひと片分)

・にんにく  チューブで2、3cm位(ひと片分)

・鷹の爪   1本分(種を取って輪切り、切ってある物なら小さじ1/2位)

野菜は薄切りにして、分量とは別の塩を使って塩もみしてから漬け汁に漬けて下さい。
一晩漬けておけば食べられるようになりますよ。

リコッタチーズ作りをする

正直、個人的にはオススメしないのですが、ホエーでリコッタ―チーズが作れます。

というのも、本場イタリアでホエーだけを煮詰めて作るのがリコッタ―チーズだからです。
水分を蒸発させて残った物がリコッタチーズという訳です。

大量のホエーを煮詰めれば本場そのもののリコッタ―チーズが出来ます。
しかし一般家庭ではせいぜいヨーグルト1パック分のホエーしか出ませんよね。

もし一般家庭で作りたいという場合、実は大量のホエーがなくても、煮詰めなくてもで作る事が出来ます。
お子さんの自由研究とか、そういった機会に以下のやり方で作ってみてはいかがでしょうか。

自家製リコッタチーズの作り方

■材料

・ホエー    あるだけ

・牛乳     ホエーと同じ量

・レモン汁か酢 ホエーカップ1杯に対して小さじ1杯位

■作り方

ホエーと牛乳を鍋に入れ、中火にかけます。

フツフツと小さい泡が出てきたら弱火にします。

レモン汁を加え、沸騰させないように温めながら混ぜます。

しばらくすると白い塊が分離してきます。

中の水が透明になってきたら火を止め、キッチンペーパーを敷いたザルでこします。

そのまま半日位置いて水気が切れたらリコッタチーズの完成です。

出来たチーズははちみつをかけて食べるとおいしいですよ。

リコッタ―チーズ作りで使う牛乳は『普通の牛乳』を使って下さい。
無脂肪や低脂肪牛乳だと上手く作れません。
レシピには生クリームを入れるのもある位ですから、チーズ作りに低脂肪は使わないで下さい。

ちなみにホエーの活用としてこのやり方でリコッタチーズを作った場合、ホエーが増えるという本末転倒な結果になります。

ホエーを消費する予定が増える・・・
リコッタチーズはそこを承知の上でお試しください。

植物の肥料にする

ホエーは水で薄めると植物の肥料にもなります。
10倍の水で薄めて水やりの時に撒くだけです。
ホエーに含まれる乳酸菌と乳酸に植物のカビ系の病気を防ぐ効果があると言われています。

ただ、ピーマンとナスとは相性がよくないようです。

ホエーの保存はできる?

使い道が意外と多いホエー。
しかし、その日のうちに使えない事もしばしば。
保存しておきたいですが、ホエーはヨーグルトから出た水ですからあまり日持ちしそうにありません。

このホエー、どれくらいの期間保存できるのか?
そして冷凍もできたりするのでしょうか?

ホエーの保存期間

ホエーはヨーグルトを絞ったものですから、ヨーグルトと同じく日持ちしません。
冷蔵庫に入れて2、3日のうちに消費してしまいましょう。
もちろん出来るだけ早く使ってしまった方がいいです。

2、3日の間で消費できない場合は冷凍もできます。
ジッパー付きの冷凍保存袋などに入れて冷凍すれば2週間は保存できます。

解凍する時は自然解凍して下さいね。

そして冷凍してしまうと味が微妙に変わります。
冷凍後はドリンクではなく、他の事に使う事をおすすめします。

冷凍したら乳酸菌は死ぬの?

ホエーの冷凍保存でちょっと気になるのが、乳酸菌が死んでしまうのではないかいう事です。

実はこの乳酸菌、冷凍庫で0℃以下になっても死にません。
活用を止める休眠状態になります。
そして解凍して温度が上がると動き出します。

ただ、仮に乳酸菌が死んでしまっても腸内環境への効果は生きた乳酸菌と変わりません。
なぜなら必要なのは乳酸菌が作り出した成分と、乳酸菌の体そのもの、組織だからです。
ですのでその辺は気にしなくて大丈夫ですよ。

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ホエーの栄養素は?

ホエーにはヨーグルトの栄養成分がそのまま含まれています。
乳酸菌が多いイメージが非常に強いですが、実際どんな栄養が含まれているかも確認しましょう。

ホエーは乳酸菌だけじゃない!

ホエーにはヨーグルトの乳酸菌や酸味の元である乳酸がたくさん含まれています。
これらは腸内環境を良くするものです。

それだけでなく、乳糖、タンパク質、ビタミンB、ビタミンC、ミネラルが含まれています。
特に注目されているのがたんぱく質です。

ホエーのタンパク質には体の中で作れない必須アミノ酸が多く含まれている事がわかっています。
このたんぱく質は体に吸収されやすいのも特徴です。
プロテインに『ホエイプロテイン』と言うのがある位ですからね。

その為、高齢の人がタンパク質を摂るのにホエーは有効だと言われています。

また、食欲を抑えるというグリコマクロペプチドという成分や、免疫力を高めるラクトフェリンも含まれています。

栄養価が高く、その栄養成分が体に吸収されやすいホエー。
カロリーは低く100gで20キロカロリー位です。

やっぱりホエーは捨ててしまってはもったいないですね!

最後に

ホエーはドリンクとして飲む以外に、料理やお菓子作りにも使えます。
飲むよりも料理やお菓子に使った方が食べやすいかと思います。
更に食べるだけでなく、植物の肥料にもできます。

でも、やっぱり栄養豊富でいいたんぱく質が含まれますから健康の為に飲んだり食べたりしたいですよね。

料理を作る時に混ぜたりして上手く取り入れて下さいね。

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