お寿司に付いているガリ、新生姜の甘酢漬けを自分で作ってみたら辛い!
辛いと食べるのがつらいですから漬け直したいですよね。
漬けた後に新生姜の甘酢漬けの辛味抜きをするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は辛味抜きの仕方と辛い新生姜の利用法についてご案内したいと思います。
新生姜の甘酢漬けが辛いのはなぜ?
新生姜で自作の甘酢漬けを漬ける時、お寿司のガリや岩下の新生姜のように甘酸っぱくなっているのを想定して作りますよね。
ところが完成したものを食べたら…辛い!
ヒリヒリ辛すぎて食べられない物が出来上がる事があります。
甘くなっているはずの新生姜の甘酢漬け、どうして辛くなってしまったのでしょうか。
まずは原因として考えられる事を5つご紹介します。
■新生姜を茹でていない、もしくは茹で時間が足らなかった
新生姜を作る時、薄くスライスしてから1、2分ほど茹で、水気を切ってから甘酢につけますが、ここで辛味がうまく抜けない事が多いです。
あまり長くゆでてしまうとシャキシャキした食感が無くなってしまうので注意しなくてはいけませんが、茹でる時間が短いと辛くなります。
■漬けてからの時間が短い
新生姜の甘酢漬けは生姜を漬けてから早ければ2,3時間で食べられるようになりますが、物によっては味が浸透して辛味が抜けるまで時間がかかる事があります。
もう少し漬けてから様子を見てみると辛味が抜けているかもしれません。
■新生姜のスライスが厚い
生姜を厚めにスライスしていれば、薄い物より辛味が抜けにくいですし甘酢に漬かるにも時間がかかります。
これももう少し時間をおいてみましょう。
■そもそも生姜を塊で漬けている
新生姜を丸ごと塊で漬けているなら、当然辛味も抜けにくいですし漬かるまで時間がかかります。
生姜の塊を漬けた場合は漬かるまで最低でも1週間はかかりますよ。
■新生姜ではなく実は普通のひね生姜だった
甘酢漬けは辛味がマイルドで繊維の少ない新生姜で作ります。
ですが、新生姜だと思っていたが実は普通のしょうが、ひね生姜だった…
そうであれば固いし辛いです。
もし普通の生姜で作ったのであれば、甘酢漬けは諦めて他の料理に活用したほうがいいです。
新生姜の甘酢漬けから辛味を抜く方法
辛すぎる新生姜の甘酢漬け、このまま辛くて食べられないようなら困りますよね。
漬ける時間を長くしても辛いままなら、辛味抜きの作業をしてみましょう。
やり方をご紹介しますね。
■辛味抜きの仕方
①新生姜を甘酢から取り出して流水で洗います。
②生姜の水気を切って、沸騰したお湯に入れて1分程度茹でます。
③茹でた新生姜をザルにあげてよく水気を切ります。
④改めて甘酢に漬け込みます。
漬け直す甘酢は元々新生姜を漬けていた甘酢をそのまま使うのでも構いませんが、その甘酢は生姜の水分が出て薄くなっています。
ここに酢や砂糖を付け足して使うといいです。
もしくは甘酢を新しく作って、そこに改めて茹でた新生姜を漬けるのでもいいですよ。
こうやって再び茹でて新生姜の漬け直しをすると新生姜のさわやかな風味がなくなってしまう可能性が高いのですが、辛味を抜くには効果があります。
辛い新生姜の甘酢漬けの食べ方と活用法
先程ご紹介したように甘酢に漬けたあとでも辛味を抜いて漬け直しができます。
他にも辛味を香りを生かして他の料理に利用するという手段があります。
ただ一つ普通の生姜と違う所は甘酢に漬けてあるという事ですので、ほのかに感じるお酢が気にならない料理に使うのがいいですね。
一例をご紹介します。
■豚肉の生姜焼き
定番の生姜を使った料理ですね。
お酢が入るとタレがさっぱりした味になりますので、新生姜を漬ける時期には合いますね。
■カレー
辛みをカレーに利用し、新生姜をすりおろしたりみじん切りにして野菜と一緒に炒めて隠し味にします。
■煮魚に使う
例えばさばの味噌煮やいわしの煮つけなど、煮魚を作る時の臭み消しとして使って消費します。
辛くて食べられない新生姜の甘酢漬けを活用するにはぴったりです。
いわしの煮つけは梅干しを入れて煮ると、酸の力で骨が柔らかくなると言います。
梅干しの代わりに甘酢漬けの酢でも骨が柔らかくなりますよ。
■タルタルソース
辛い生姜の甘酢漬けをみじん切りにして、ゆで卵、マヨネーズ、玉ねぎのみじん切りと混ぜてタルタルソースにします。
■チャーハン
細かく刻んでゴマ油で炒めてチャーハンに入れます。入れすぎると辛いので気を付けて。
最後に
新生姜を甘酢に漬けて辛かった場合、薄くスライスしたものなら漬ける前のしょうがの茹で加減で辛味が残ってしまう事がほとんどです。
サッと湯通しする位だと辛味抜きの効果がありませんので、1、2分茹でる事をおすすめします。
漬けた後辛くても別の料理にも使えるので無駄にはなりませんが、甘酢漬けは新生姜でしか作れませんから、辛味抜きに挑戦しておいしい自家製の甘酢漬けにしてみて下さいね。