新生姜が出回る時期、たくさん手に入った場合どうやって保存しますか?
放っておくとカビたり腐る事がありますよね。
うまく保存して長持ちさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
保存期間もどれくらいなのでしょうか?
意外とダメになりやすい新生姜をうまく保存するための保存方法をご紹介していこうと思います。
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新生姜のダメにならない保存方法
新生姜は普通の生姜に比べてみずみずしいですよね。
生で食べると水分がじゅわっと染み出てさわやかな辛味が広がります。
ですがそんな感じで水分が多いですので傷みやすく、長期保存にむいていません。
一度に消費できる量ならいいですが、大量に新生姜が手に入った時は困ってしまいます。
そこで、まずはこの新生姜をそのままの状態で保存するにはどうしたらいいか、その方法をご紹介しますね。
新生姜をそのまま保存するには
新生姜はとにかく鮮度が落ちるのが早いです。
そのまま置いておくと水分が飛んでしまいますし、冷蔵庫に入れておいてもカビが生える事が多いです。
買ってからそのまま置いておくと、2日も経たない内にこんな風に傷んできます。
生姜が好む温度は15度前後。
温度が高い所だとすぐにダメになってしまいます。
新生姜を常温に置いておく場合は、新生姜を洗って水分を完全に拭いたあと新聞紙に包んで、風通しがよく日が当たらない場所においておけば3、4日は持ちます。
さらに新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、袋の口を軽く閉じて冷蔵庫の野菜室に入れておくと1、2週間持ちます。
ポリ袋に入れるのは乾燥を防ぐためです。
口をしっかりと閉じないのは密封してしまうと水分がこもってカビが発生する可能性があるからです。
いずれにしろ鮮度はすぐに落ちてしまいますので、できるだけ早く使うようにしてください。
冷蔵庫に入れて保存する場合は忘れて放置してしまうとカビだらけになっている事がありますので、マメに様子を見て下さいね。
新生姜を長期保存したい場合は?
先程ご紹介した新生姜の方法ですと、長くても2週間程度保存できます。
しかし、量が多ければ2週間では消費できませんよね。
そこで長期保存の方法もご紹介したいと思います。
新生姜を焼酎に漬ける
新生姜を焼酎に漬ける保存方法があります。
洗ってから水気をふき取り、形を整えて塊のまま焼酎に漬けるだけ。
皮もむきません。
焼酎は保存がきくようにアルコール度数が35度以上のものがいいです。
ホワイトリカーを使えば無難です。
漬ける時は新生姜が焼酎から出ないように完全に浸しましょう。
アルコール漬けになっていますので、お子さんや食べてから車の運転をする人がいる場合は注意してください。
子供が食べる場合は生姜焼きなどにして加熱してアルコールを飛ばす食べ方をおすすめします。
新生姜を冷凍保存する
新生姜は水分が多いですが冷凍保存する事ができます。
しかも、新生姜は丸ごと冷凍する事ができます。
丸ごと冷凍したものは、使う時には解凍せずすりおろして使います。
最初は凍っているのでうまくできませんが、徐々にすっている面が解凍されてきますので意外と普通にすれます。
生のしょうがをすりおろしたものより口当たりが良い生姜のすりおろしができますが、やはり新鮮な物に比べると風味は落ちます。
また、すりおろしたり千切りや薄切りにして冷凍すると使い勝手もいいです。
すりおろしたものやみじん切りにしたものは板状にしてラップに包み、ジッパー付きの袋に入れて冷凍しましょう。
1回分ずつメキッと割って使えるように、板状にしたら折れるように筋を付けて冷凍するのがミソです。
カチカチに冷凍しきっていないシャーベット状になったタイミングだと筋はつけやすいです。
千切りや薄くスライスして冷凍する場合は、新生姜を繊維を断つように切って、小分けにしてラップにくるみ、ジッパー付きの袋に入れて冷凍してくださいね。
いずれも冷ややっこなどの薬味として使う場合はともかく、解凍せず冷凍のまま料理に使えますよ。
ただ、ここまでご紹介した焼酎漬けや冷凍で長期保存する場合は保存する時間が経つほど風味が落ちます。
新生姜を加工して保存食にする
薬味や料理のスパイスとして使うのであれば今までにご紹介した方法で保存する事となりますが、とにかく無駄にせず保存したいというのであれば、すぐに保存食にしてしまう事をおすすめします。
焼酎に漬けたり冷凍したりしたものは新生姜の風味が落ちてしまいますが、加工して保存すれば別の食べ物としておいしく頂けます。
加工するなら一般的に『ガリ』と言われる甘酢漬けにする他に、生姜の佃煮・紅ショウガ・味噌漬け・しょうが糖・生姜ジャムなどにしておくと日持ちしますのでおすすめですよ。
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新生姜はどれくらい日持ちする?
長期保存できるやり方で保存した場合も、やはり保存できる期間があります。
この期間を過ぎると味が落ちるのはともかく、傷んで食中毒を起こす可能性もあります。
保存の仕方によって目安の期間は変わりますが、目安はこちらです。
・焼酎漬け:大体半年、長ければ1年以上持ちます。
・冷凍保存:生姜らしい味を味わえるのは3ヵ月まで。それ以上は風味が落ちます。
・甘酢漬け:漬けてから約半年~1年が目安です。
・紅生姜:甘酢漬けと同じく半年~1年もちます。
・生姜の佃煮:冷蔵庫で2、3ヵ月。もっと長持ちさせたいなら小分けにして冷凍すると1年は持ちます。
・味噌漬け:味噌に漬けた状態で冷蔵庫に入れておけば約半年、味噌から出してからは3日位。
・しょうが糖:密閉容器に入れて冷蔵庫で2、3ヵ月。
・生姜ジャム:ジャムは使った砂糖の量にもよる。きちんと瓶を消毒して脱気処理まですると未開封で2ヵ月~1年、タッパーなどにいれて冷蔵庫保存の場合は1週間~2週間。
・生姜シロップ:生姜シロップを作った場合は冷蔵庫に入れて保存し1ヵ月以内に使い切るようにしてください。
保存方法、そして保存食にする場合はレシピによって日持ちする期間は変わります。
ジャムに関しては砂糖の量と保存方法の両方に左右されます。
check! ⇒ジャムの保存方法 瓶以外の容器は使える?どれくらいの期間もつ?
最後に
新生姜は水分が多く繊維質の少ないですからジューシーでおいしいですよね。
でも、普通のひね生姜と呼ばれるものと違って日持ちしません。
冷凍したり甘酢漬けなどの保存食にしておくとすぐに食べられて便利ですよね。
個人的はしょうが糖をちびちびかじりながらお茶を飲むのが好きですが…
自分にとって一番いいやり方で保存してみて下さいね。