ジャムの保存方法 瓶以外の容器は使える?どれくらいの期間もつ?

ジャムを手作りした際、きちんと保存していますか?

長期保存する場合は、しっかり殺菌処理をしないとすぐにダメになってしまいます。

また、ジャムは一般的に瓶に詰めて保存しますが、瓶が無い場合、他の容器に保存しても大丈夫なのでしょうか?
手作りジャムの保存期間はどれくらいなのでしょうか?

そこで、今回はジャムの基本の保存方法と保存期間、瓶がなくても長期保存したい場合はどうしたらいいかについてご案内していこうと思います。

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ジャムの基本的な保存方法

手作りしたジャムを保存しておきたい場合、漠然と殺菌しなくてはいけないと思いますよね。
しかし、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
まずはジャムの基本の保存方法についておさらいしてみましょう。

ジャムの保存容器

ジャムを長期で保存するなら、密封保存できる瓶が必要です。

なぜなら殺菌してもフタの隙間から空気が入るようなら雑菌も入り、ジャムが傷んでしまう可能性があるからです。

もし新しい瓶を買う場合はラベルをチェック。
『完全密閉ではありません』と書いてあれば使えません。

100均ショップだと、ダイソーのものはほとんど密閉不可となっていましたよ…
セリアにもほとんどありませんでした。

買いに行くならホームセンターがおすすめです。
ちなみに市販のジャムの空きビンは、フタがダメになっていなければ普通に使えます。

瓶の煮沸消毒の仕方

ジャムを保存するには容器の殺菌消毒が必須です。
その方法としてよく知られているのが熱湯で消毒する煮沸消毒ですね。

やり方をご紹介します。

①瓶とフタはきれいに洗っておく。

②鍋に清潔なふきんを敷いて、ビンとジャムをビンに詰める時に使うスプーンを入れ、ビンにかぶるくらい水を入れる。

③火にかけて沸騰させます。
グラグラ沸騰してきたら、そのまま5分沸騰させ続けます。

④5分たったらお湯からビンとスプーンをトングや菜箸で取り出します。ヤケドに注意!

⑤清潔な乾いたふきんやキッチンペーパーを敷いた上に、ビンをさかさまに置いて冷まします。
ビンの水滴を拭くと雑菌が付くので、ビンの熱さで水滴を蒸発させるようにします。

これで煮沸消毒は完了です。

ちなみに瓶のフタはプラスチック製はもちろん、たとえ金属製であっても一緒に鍋に入れないで下さい!

熱でフタ本体やフタに付いているパッキンが変形して密封できなくなることがあります。

フタを熱湯に入れて密封できなくなったのは筆者が経験済です…2本ダメにしました。

そして鍋の底にふきんを敷くのは、鍋肌に直接ビンが触れると割れる可能性があるからです。

また、熱湯の中に瓶を入れると割れてしまう事がありますので、瓶は水の状態から入れて煮るようにしてください。

ジャムを詰める時に使うスプーンも雑菌が付いていると台無しですので、スプーンも一緒に消毒しておきましょう。

スプーンは一緒に煮沸消毒してもいいのですが、食品にも使える除菌スプレーなどで消毒する方法があります。
除菌スプレーがあると煮沸消毒できないビンのフタも消毒できて便利ですよ。

ジャムの密閉の仕方

ジャムを保存瓶に入れる時、ジャムが熱い状態で入れます。
冷たい瓶に熱いジャムを入れると温度差で瓶が割れてしまう事があります。
ですので、瓶の煮沸消毒はジャムを煮詰めるのと同時進行でするか、ジャムを詰める前に消毒したビンの外側をお湯につけて温めたりしておいてください。

①温かい瓶にアツアツのジャム(90℃以上がベスト)を詰めます。
ジャムはビンの9分目までたっぷり入れてください。
それより少ないと保存性が良くないですし、それ以上入れるとジャムが溢れてきたりします。

②ジャムを詰めたらフタをします。
この時、きつくフタを締めるのもゆるゆるにフタを締めるのもダメです。
なぜならこの後ジャムに混ざった空気を抜く『脱気処理』という事をするからです。

③フタをしてから1分程置きます。
この間にジャムの熱で瓶の中の空気が膨張し、圧力が上がります。

④1分したら少しフタをゆるめます。ゆるめるだけでフタは開けません。
そうするとシュッ!と音がして、膨張した空気と水蒸気が外に抜けます。

シュッとしたらすぐにフタを締め直して密封します。
くれぐれもフタが開いてしまわないように注意!

⑤このあとは常温に置いておいてください。
よく言われているように瓶をひっくり返さなくてOK!

ジャムの温度が下がるにつれ、瓶の中の空気の体積が減り、圧力が下がっていきます。
これは『空気は温度が高いと体積が増え、低いと減る』法則を使って瓶の中の空気を減らし、さらにジャム自体から空気を抜き、カビなどの発生を防ぐ事が目的です。
空気を膨張させて『シュッ』で空気を抜いているので、瓶の中は最初にフタを締めた時よりさらに空気の量が減っています。

冷めるとフタがペコっとへこんでいるのがわかります。

これで密封完了です。

ジャムを保存は瓶以外でできる?

長期保存をするのであれば、もちろん密封できる保存瓶が一番いいです。
煮沸消毒もできますし、空気を抜く脱気処理もできるのが理由です。

すぐに食べるのであればプラスチック製のタッパーに入れておくのも、もちろん大丈夫です。
タッパーに入れるなら冷蔵庫に入れて、できるだけ早めに食べ切るようにしてくださいね。

また、瓶に詰めても煮沸消毒してなかったり、脱気処理をしない場合も、冷蔵庫に入れて早めに食べるようにしてください。

ジャムの冷凍保存について

たくさん作ったので保存瓶にも入りきらなかったし、すぐには食べきれない…
冷凍できればいいけど冷凍ジャムなんてできるのか?

可なのか不可なのか悩むところですが、ジャムは冷凍できます。

冷凍する場合は、ジッパー付きの冷凍保存用ポリ袋に入れ、袋の空気を抜いて冷凍したり、小さな冷凍可能なタッパーに小分けにして冷凍してください。

ちなみにジャムは糖度によって凍り方が違います。
糖度が低いジャムはカチカチに凍りますが、糖度が高いジャムは完全に凍りません。

冷凍したジャムを解凍する時は、自然解凍してください。
また、解凍後は再冷凍できません。
そういった事情からも小分けにしておくと使い勝手がいいのでおすすめです。

ジャムは瓶に入れた状態でも冷凍できます!

冷凍保存の一般的な方法は、冷凍できるジッパー付きのポリ袋やタッパーですよね。
それ以外に実は、瓶のままでも保存できるんです。

瓶を脱気しようとして『シュッ』とならず失敗したり、フタが壊れて密封できなかった時は瓶ごと冷凍庫に入れて凍らせてしまいましょう。

ただし、冷凍中にジャムが膨張して瓶が割れる事がありますので、ジャムの量は瓶の8分目以下にしてください。

ビンのジャムを解凍する時も、瓶が割れないように注意しましょう。

瓶は温度差で割れます。

ですので、冷凍庫から出したら冷蔵庫に入れて解凍してください。

いきなり冷凍庫から室内に出しておくと、温度差が大きいのでビシッと瓶が割れる可能性があります。
そういった事がありますので、瓶は耐熱性があるものだと冷凍する場合も安心です。

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ジャムの保存期間は?

ジャムの保存期間は、保存方法だけでなくジャム自体の糖度によっても変わります。
糖度が高いものはカビなどの雑菌が繁殖しにくいですので、甘さ控えめで作った物より長い期間保存できます。

■糖度50%以上(果物の重さ:砂糖の重さ=2:1で作った場合)

  • 煮沸消毒・脱気処理をしたビン詰め ⇒ 常温の暗所で約1年、開封後は冷蔵庫で2週間
  • タッパーに入れて冷蔵庫 ⇒ 約2週間

■糖度34%(果物の重さ:砂糖の重さ=3:1)

  • 煮沸消毒・脱気処理をしたビン詰め ⇒ 常温の暗所で2、3ヵ月、開封後は冷蔵庫で1週間~10日
  • タッパーなどに入れて冷蔵庫 ⇒ 1週間~10日

■砂糖不使用の場合

ジャムの長期保存には砂糖が不可欠です。
ジャム作りに果物だけ使って砂糖を入れなかった場合、当然ながら長期保存はできません。
ビンに入れて脱気処理をしてもすぐに恐ろしい事になる可能性が高いですので、とにかく早く食べきるようにしましょう。
砂糖を入れなかった場合は、冷蔵庫に入れて2、3日以内に食べてください。
2、3日では食べきれないようなら迷わず冷凍しましょう。

■冷凍保存した場合

ジャムを冷凍保存した場合、約1年は保存できます。
ただ、保存状態にもよるのですが、おいしく食べられるのは半年までかと思われます。

最後に

手作りジャムを長期で保存したい場合は、保存瓶の煮沸消毒と空気を抜く脱気処理が必要です。
瓶がない場合は冷凍することで長期の保存ができますね。
ジャムの保存性は糖度によって変わってきますが、タッパーに入れたり、密封したものを開封した場合は冷蔵庫に入れて早めに食べてしまいましょう。
せっかく作ったジャムですから、最後までおいしく食べきれるように保存しましょう!

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