梅干しを土用干しする場所が日陰、ずっと天気が曇り…日光が当たらない場合はどうする?

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梅干しの土用干しができる場所が日陰だったり、干した翌日から天気がずっと曇り…

直射日光に当てられない事があります。

基本的に太陽の光に当てて天日干ししますから、日光に当てられないとちゃんとできるか心配。
こういう場合でも干して大丈夫でしょうか?

そこで、今回は梅干しを干す時に日光に当てられない時の干し方をご案内します。

その他の梅しごとについてはこちら⇒梅しごとの疑問・トラブル解決まとめ

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>梅干しを土用干しする場所がいつも日陰になってしまう…

梅干しを干す時は、一般的に屋外に出してギラギラの真夏の太陽光線を直接浴びさせます。

干す場所が日当たり良好なら問題ありませんよね。

でも、梅干しを干せる場所がどうしても日陰になってしまう事もあります。
直射日光の下に干せません。

梅干しは天日干しして作るのに…

日陰にしか干せない場合はどう干したらいいのでしょうか?

梅干しの日陰での干し方

梅干しを日陰に干すには、場所選びが大事です。

干す場所は乾燥していて風通しのいい場所に干しましょう。

風があれば梅干しの水分を飛ばす事ができます。
梅干しを干すのは乾燥させる事が目的ですので、乾かす事ができればいいのです。

時期によっては天日に干すより乾燥させるのに時間がかかる事がありますので、三日三晩と考えず、乾き足りないようなら干す日数を1日、2日延長させて下さいね。

梅干しの土用干しで曇りが続いてしまったら?

梅干しの土用干しは週間天気予報を見て晴れが続く時を狙ってしますよね。
そのタイミングで「えいやっ」と梅干しをザルの上に並べて、後は梅を干していくだけ。
出来上がりが楽しみです。

でも…
夏は天気が変わりやすいです。

晴れると言っていたのにその日になったら空が曇っていたり、雨が降ったり。
台風の進路によっても急に変わります。

晴れが続かず雲が出てしまうとどうしたらいいか迷いますよね。
こうなってしまった場合どうしたらいいかご案内します。

梅干しを干して曇りの日が続く場合は?

もし初日以降の天気が曇り続きになってしまった場合、雨さえ降らなければ外に干しておけます。

気持ちいい風が吹いていれば尚良しです。

強風だとホコリだらけになってしまいますが、雲りでも風が吹いていれば梅も乾きやすくなります。

曇りなら晴れを待って天日干しにしなくても、梅の状態次第で干すのを切り上げて完成させて大丈夫です。

ちなみに雨や曇りで屋内に梅を入れておくなら、扇風機で梅干しに風を送ってあげると乾きが早くなりますよ。

梅干しの完成の目安ですが、これは梅の重さが梅酢から出して干し始めた時より3割程度減れば十分です。

干した時に100gだったら70g位になっていればOKですよ。

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梅干しの土用干しの時に日光に当てられないけどいいの?

初日以外曇りが続いてしまった場合、そのまま干しておいて梅干しが乾いたら完成で大丈夫。
でも、そうすると日光にあまり当てずに終わってしまいます。

梅干しは太陽光線に当てて天日干しをして作るもの。
日光に当てないとおいしくないのではないか?

そう思いますよね。
昔から日光に当てて干すと言いますしね。

でも、実はそんなに日光に当てなくでも特に問題はありません。
その理由をご説明します。

梅干しを土用干しする意味

梅干しを干すのは、干さないと梅干しにならないから…
干さなければ梅漬けです。

当たり前ですがそうではなく。

梅干しを作る過程で干すのは、梅を日光の紫外線で殺菌し、乾燥させて水分を飛ばして塩分濃度を高めて保存性を良くし、梅干しを柔らかくして塩味をまろやかにする為です。

これらの中で日光が必要なのは主に殺菌の為です。

紫外線で梅酢から上げた梅干しの表面に付いている菌を死滅させるのが目的なのですが、

実は太陽光線による殺菌は短時間でできます。

紫外線は短い波のような光線なのですが、これが当たると微生物のデオキシリボ核酸(DNA)が破壊され、繁殖出来なくなったり死んだりします。
私たちが思っている以上に紫外線の殺菌効果は強く、夏の日光なら2時間、冬でも3、4時間で梅干しの表面は滅菌できるそうです。

ですので1日日光に当てる事ができれば大丈夫です。

その後は乾燥すると水分が飛んで塩分濃度が高くなるので、細菌は繁殖できなくなります

乾燥については太陽が当たらなくても風、空気の流れがあればできます。
梅干しを柔らかくして味をまろやかにするのは夜の湿った空気です。

ですので日陰や曇りの日が続いてしまっても梅干しを干して仕上げる事はできます。

もちろん毎日スカッと晴れた日に干して作れるのが一番いいんですけどね。
晴れても曇っても梅干しが良い感じに乾けばそこで梅干し作りは終了です。

最後に

梅干しの土用干しの時に曇ってしまっても何とか干す事はできますが、やっぱり日光の元で天日干しにしたいですね。

太陽光線が燦々と降り注いでいれば紫外線で殺菌し続ける事ができ、熱で梅の乾きも早くなります。
これがベストなんですが…

天気予報も日に日に変わりますので計画通りにはいきません。

雲っても日陰でも梅にカビさえ生えなければ出来ます。
扇風機で風を当てたりして上手く乾かして下さいね。

その他の梅しごとに関する疑問やトラブルに関してはこちらにまとめてあります。
ご覧ください。

⇒梅しごとの疑問・トラブル解決まとめ

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