梅酒の梅が沈まないのはなぜ?浮くのはダメ?どうしたら沈むの?

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梅酒を作ってから梅の実が何日も浮いてる状態の時があります。

底に沈んでいる印象が強い梅酒の梅ですが、なぜ沈まないのでしょうか?
浮いてる状態の梅は大丈夫なのでしょうか?
いつ沈むのか気になりますよね。

ここでは梅が浮く理由と沈ませるにはどうしたらいいかお伝えしていきます。

その他の梅しごとについてはこちら⇒梅しごとの疑問・トラブル解決まとめ

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梅酒の梅が沈まない原因

梅酒の梅は瓶の底に沈んでいるイメージですよね。
この梅も食べるとおいしいです。

ところが自分で梅酒を作ってみて、イメージと違い梅の実が沈まないで浮いてくる事があります。
仕込んでから数日たっても浮いてると失敗したのか心配になってきますよね。

このように梅酒の梅が沈まない原因は何なのでしょうか?
まずはそこを確認してみたいと思います。

梅が沈まない理由

自家製梅酒は自分好みの味に作れるのが良いところ。
甘さも調整できます。

実は梅の実が沈まないで浮くのは使った砂糖の量に関係があります。

実は、梅酒を作る時の氷砂糖の量が少ないと最初から梅が浮く事はありません。
逆に氷砂糖が多いと 最初は 浮きます。

一般的に梅の重さと同じ量~7割程度の砂糖で作ると確実に浮くものだと思った方がいいです。

甘く作った梅酒の梅が浮くのは、梅酒の瓶の中の比重の違いによるものです。

氷砂糖がホワイトリカーに溶けます。
溶けた砂糖液は重いのでビンの底に溜まります。
そうすると濃い糖分の部分よりも梅の方が比重が軽いので浮いてしまうのです。

『死海』に入ると体がプカプカ浮いてしまうのと同じ原理です。
その浮いている梅も、時間が経つと梅酒を吸い込んで重くなるので沈んでいきますよ。

梅酒の梅が浮くのはダメなの?

一般的に梅酒の梅の実は瓶の底に沈んでいます。
砂糖の量が多いと沈みにくい事はわかりましたが、いつまでも水面に浮いてる状態だとダメなのでしょうか?

ちゃんと使って梅酒が完成すれば浮いていても大丈夫な気もしますよね。

でも、梅が沈まないとちょっと問題が起こる可能性があります。
その理由もお伝えしておこうと思います。

梅酒の梅がずっとたくさん浮いてるのはちょっと危険

梅シロップの場合は殺菌作用のあるアルコールが入っていないので梅の実が腐敗の原因になる為、エキスが出たら梅を取り出してシロップを保存します。

梅シロップと違い梅酒の梅に関してはアルコールが入っているので腐敗の可能性が低く、途中で梅の実を取り出す必要はありません。

しかし、梅酒の場合も梅の実が水面にプカプカ浮いている状態が続くと、空気に触れている部分から発酵して傷んでくる可能性があります。

そんな理由もあり早く沈んでくれた方が安心して保存できるのです。

梅酒から梅が浮いてる状態の時は時々ビンをゆっくりゆすって梅にまんべんなくお酒が浸るようにして下さい。
梅をアルコール消毒するような感じですね。

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梅酒の梅はどうしたら沈む?

梅酒の水面にプカプカ浮いている梅の実。
早く沈んでほしいですよね。
この浮いてる梅を沈めるにはどうしたらいいのか、どうなると梅が沈むのかご紹介します。

梅酒に梅を沈めるには

梅酒の梅を沈めるには、とにかく待つしかありません。
梅が沈んでくるのは梅酒の状況や砂糖の分量にもよりますが、大体1ヵ月位はかかります。

梅からエキスが外に出て、その後水分やアルコール、糖分が梅に染み込んで重くなると底に沈んできます。

浮いた梅が沈むまでは時間がかかります。
気長に待つしかありません。

また、梅に色々染み込んでからも糖分が濃すぎると沈まない事もあります。
それこそ『死海で体が浮いちゃう現象』ですね。

そういう時はビンをゆすって梅酒の上と下が同じ濃度になるようにすると沈んできたりします。

あまりにも沈んでこないようならゆっくりビンをゆすって中の糖分を拡散させて様子を見て下さいね。

ちなみに中には梅酒を上手く吸い込まない梅もあります。
その梅はいつまでも浮いていますのでお気になさらず。
気になったらその梅は出してしまいましょう。

最後に

梅酒の梅は時間が経つと沈んできます。
もし、作ってからあまり日が経っていないようならもう少し待ってみましょう。
1ヵ月、場合によっては2ヵ月経ってから沈んでくることもあるそうです。
実が浮いている間はたまにビンをゆすって梅にお酒が浸かるようにして下さいね。
焦らずゆっくり作りましょう。

その他の梅しごとに関する疑問やトラブルに関してはこちらにまとめてあります。
ご覧ください。

⇒梅しごとの疑問・トラブル解決まとめ

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