生姜の佃煮を作ってみたら辛すぎて食べられない!
予想以上に辛いと消費に困りますよね。
なんでこんなに辛いのか?
この生姜の佃煮から辛味を消して辛くない佃煮に作り直す事は出来ないのでしょうか?
どうにかして食べられるようにしたいですよね。
そこで今回は生姜の佃煮が辛い時にリメイクする方法と辛い生姜の佃煮の活用方法についてご紹介したいと思います。
生姜の佃煮が辛い!
生姜の佃煮を自分で作ったらすごく辛くなってしまった…
甘じょっぱい中に辛みがある生姜の佃煮はとてもおいしいのですが、辛すぎると食べにくい。
特に子供は食べられないですよね。
生姜の佃煮はおにぎりに入れるとおいしいのに…
どうしてこんなに辛い佃煮になってしまったのか?
まずは辛味が強くなってしまう原因として考えられる事をご紹介します。
生姜自体が辛味の強いものだった
生姜は時期や産地、その他色々な事が原因でそれぞれ辛さが異なります。
わかりやすい物だと新生姜と普通の生姜です。
夏に出回る新生姜は水分が多くて辛味も普通の生姜に比べると少ないです。
新生姜だけでなく、普通のひね生姜も1個1個辛さが違います。
辛い佃煮になったのは、思った以上に辛み成分を多く含んだ生姜だった可能性があります。
でも、生姜の辛みの強さなんて食べてみないとわかりませんよね。
ですので、予防策として辛いのが苦手なら、次回から煮る前に生姜の辛み抜きをする事をおすすめします。
生姜の辛味抜きをしないで佃煮を作った
先程の続きになりますが、調味料で煮る前に生姜の辛味抜きをしないと辛すぎる佃煮になります。
辛味を抜かずにダイレクトに生姜を鍋に入れて煮れば辛味成分が減っていませんので辛いです。
生姜の佃煮のレシピは、ほとんど生姜を切ってそのまま鍋で煮詰めて…という物が多いです。
しかし辛い物が苦手な人がこのレシピ通り作ると、今回のように辛すぎて食べられないという事態が発生します。
ですので、生姜の佃煮の辛くない物の作り方は、途中で辛味を抜く作業を加えます。
辛味を抜く方法はこちらの二つです。
水にさらす
生姜の辛み抜きの方法として、生姜を切ってから水にさらす方法があります。
やり方は薄く切った生姜を10分~15分水にさらし、水を切って塩もみしたら熱湯にくぐらせてお湯をしっかり切ります。
このように辛み抜きをしておくと、辛すぎない生姜の佃煮になります。
しかし!
実は生姜の辛み成分は脂溶性。
水にさらす位では大幅に辛みを減らす事は出来ません。
もっとしっかり辛味を抜きたい場合は、次にご紹介する方法をお試し下さい。
生姜を茹でこぼす
生姜の辛みをとにかくしっかり減らしたい場合は、切った生姜を茹でこぼす方法です。
鍋に切った生姜と水を入れ、火にかけて沸騰させます。
沸騰したら5分位茹でて、ザルに上げて水にさらし、その後しっかり水を切ります。
1回茹でこぼすだけで十分かと思いますが、味見して「まだ辛い!」と思ったら、もう一度同じ方法で茹でこぼして下さい。
生姜の佃煮の辛味を抜いてリメイクできる?
辛味が強い生姜の佃煮。
作ってしまったからといって、これを食べるのもツライです。
だからといって捨ててしまうのはもったいないですよね。
何とかして辛味を抜いて食べやすくしたいものです。
しかし佃煮になった生姜から辛みを抜く事はできるのでしょうか?
生姜の佃煮の辛味を抜く事はできる?
残念ですが、完成した生姜の佃煮から辛味を抜く事は出来ません。
味付けして煮付けて作っているので不可能です。
強引に佃煮を茹でこぼしたりしたら…まずい残骸ができるだけです。
新生姜の甘酢漬けのように生の生姜を漬けたものなら何とか辛味抜きができるのですが…残念!
でも、捨てたくないですよね。
そこでご提案する方法が、辛味を抜くのではなく再利用する方法です。
生姜の佃煮をリメイクして辛味をごまかす方法
せっかくなので辛い生姜の佃煮を利用して、新しく佃煮を作ってみるのはいかがでしょうか?
この場合、生姜と合う、そして辛くない食材と合わせて佃煮にします。
ここではしいたけを加えて新たに佃煮として蘇らせる方法をご紹介します。
■材料
・辛い生姜の佃煮 200g位
・乾燥しいたけ 8~10個
・しょうゆ 大さじ2~3杯位(目安)
・砂糖 大さじ3~4杯位(目安)
・しいたけの戻し汁 1カップ
※調味料は生姜の佃煮の味によって調整して下さい。
■作り方
①乾燥しいたけは一晩水に浸けて戻す
②しいたけのもどし汁は捨てず、戻したしいたけは薄く切る
③鍋にしいたけの戻し汁1カップ、調味料、しいたけ、生姜の佃煮を入れ、中火にかける
④煮立ったら弱火にして、水分がなくなるまで煮詰めれば完成
リメイク佃煮にする時は、既に生姜にしっかり味が付いていますので、味が濃くなり過ぎないように調整して下さい。
しいたけを加えて煮る事で辛味を分散させて弱めるのが狙いです。
これはしいたけの他、昆布とかで作っても合うと思います。
生姜の佃煮を活用する方法
辛い生姜の佃煮をしいたけと合わせてリメイクして食べやすくする事が出来ます。
今度はリメイクではなく、ごはんのお供になれなかった生姜の佃煮を活用する方法をご提案したいと思います。
■ナスの甘辛炒めに使う
なすを醤油と砂糖で甘辛く炒めるとおいしいですよね。
ひき肉も一緒に炒めるとメインのおかずになります。
さらに生姜を加えると合う!
そんな訳で佃煮をこれに活用します。
ナスを炒めたら生姜の佃煮を加え、そこに醤油と砂糖で追加の味付けをして生姜風味のナス炒めに。
ちなみに筆者は生姜の佃煮ではなく、砂糖の代わりに生姜糖を刻んで入れた事もあります。
これも何の問題もなくおかずになりました。
■煮魚に使う
煮魚には臭み消しの為に生姜を使います。
ですので、辛い生姜の佃煮をここで活用してみるのはいかがでしょうか?
特にいわしやさんま、さばを煮る時は生姜が必須アイテムです。
佃煮は通常の煮魚を作る時に入れる生姜の代わりに使うだけです。
味付けは佃煮の味があるので濃くならないように調整します。
生姜は佃煮にしているので、それ自体が甘辛いものです。
煮魚も甘辛い味付けがほとんどですから、ここで活用しない手はありませんね!
■鶏の照り焼きに使う
照り焼きソースって甘じょっぱいですよね。
このソースに生姜の佃煮を混ぜて、生姜風味の照り焼きにします。
生姜の佃煮は細かく切った方が鶏肉に絡んで食べやすいですよ。
■カレーに入れる
最後は必殺!カレーです。
困った時はカレーに入れればほとんどの事が解決します。
そもそもカレーの辛さは生姜によるものですから、合わないはずはありません。
甘じょっぱい佃煮の味も隠し味になります。
カレーに入れる時も、生姜の佃煮は細かく刻んだ方が食べやすいです。
最後に
佃煮にしてしまうと後から辛味を抜くことはできません。
辛いのが苦手であれば、最初に辛味抜きをしておくようにしましょう。
完成した辛い佃煮はしいたけや昆布と混ぜて佃煮として作り直したり、他の料理に活用して使い切りましょう。
次回はあまり辛くないごはんに合う生姜の佃煮が作れるといいですね。