甘柿は干し柿にできるのか?渋柿との違いや作り方の注意点とカビ防止方法について

大量の柿をもらったり収穫して食べきれない事があります。

そんな時「甘柿は干し柿にできるのか?」と思ったりしませんか?
でも、実際甘柿で干し柿を作る事ができるのか疑問ですよね。

通常干し柿は渋柿で作りますが、甘柿とはどんな違いがあるのでしょうか?
甘柿で干し柿を作る場合は何か注意点があるのでしょうか?

甘柿は干し柿になるのか、作り方や注意点についてお伝えしていきますね。

check! ⇒ 柿・干し柿関係についての疑問一覧はこちらをご覧ください

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甘柿は干し柿にできるのか?

干し柿は通常渋柿で作ります。

でも、たくさんあって消費できない、甘柿しか手に入らないなどで甘柿を使って干し柿を作りたい事もありますよね。

まずは甘柿で干し柿が作れるのか確認しましょう。

甘柿は干し柿になる!

甘柿で干し柿を作る事はできます。

作り方も渋柿と同じ要領で作れます。

ただ、渋柿と作った物とは若干違うものになります。
そして甘柿で干し柿を作るのは意外と難しいです。

まず甘柿は渋柿より小さいので、干して水分が飛ぶとかなり小さくなります。

そして渋柿に比べて干している間に腐りやすく、カビだらけになったり、甘柿なので鳥に狙われるというリスクがあります。

天日に当てて風通しを良くして鳥から守り…と色々な注意が必要です。

完成した干し柿は甘柿でも渋柿でも大して変わりはありません。

ただ、渋柿のように干す事で甘みが増す事はありませんよ。

作る過程でカビなどのトラブルが起こる可能性が高く神経を使いますので、甘柿で干し柿を作るのならたくさんあって食べきれない時に保存する為なら良いかも知れません。

干し柿の甘柿と渋柿で作った物の違いは?

甘柿と渋柿のそれぞれで作る干し柿を比べてみると多少の違いがあります。
こちらもご紹介しますね。

干し柿の甘柿と渋柿の甘さの違い

まずは甘さです。

渋柿で作った干し柿の方が甘柿で作った物より断然甘いです。

渋柿の干し柿の甘さは甘柿の約4倍になります。
実は元々の生の柿に含まれている糖分は甘柿よりも渋柿の方が多いんです。

生の状態だと渋柿は渋みが強すぎます。
その為そのまま食べても口の中がすごい事になるだけで甘く感じませんが、渋み(タンニン)を抜く事で甘さを感じるようになります。

渋柿は一般的な甘柿に比べても糖分の量が多いので、じっくり時間をかけて干すことによって味が凝縮し、渋みの素であるタンニンも水溶性から不溶性に変わります。
タンニンが柿の果肉の水分や唾液に溶けださない物に変わるので渋味を感じなくなるんです。

柿の種類にもよるのですが、一般に柿の実の中に茶色いツブが多い柿は甘いと言われますよね。
これがタンニンが不溶化して固まったものなのです。

甘柿は干して水分が抜ける事で甘さが凝縮されますが、生で食べる時に比べて甘くなるという事はありません。

そして渋柿の干し柿は白い糖の粉がふいたりしますが、甘柿は渋柿に比べて糖が少ないため粉があまり出ません。

干し柿のカビやすさの違い

渋柿には渋みの素であるタンニンが多く含まれています。

この渋みの素タンニンには抗菌・防腐作用もあります。

タンニンが水溶性の状態であれば果汁全体にタンニンが含まれますので、柿を干している間にカビが生えたり果肉が腐るのを防ぐ効果があります。

甘柿はタンニンがすでに不溶性になっていたり、元々含まれている量が少ないので防腐効果があまりなく、干している間にカビが生えたり腐ったりしやすいのです。

甘柿で干し柿を作るメリットはあまりないように思われますが、唯一あるとしたら果実の乾燥具合がどんな状態でも食べられるという事でしょうか。

渋柿で作った干し柿はタンニンがまだ不溶化していないうちに食べてしまうともちろん渋いです。

それに比べて熟した甘柿で作った干し柿なら渋みがありませんのでいつでも食べられます。

ちなみに甘柿も実が熟す前はタンニンが水溶性で、熟すと不溶性に変わります。
甘柿でも熟す前に食べると渋いですよ!

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干し柿のカビ防止方法

基本的な干し柿の作り方は

  1. 柿を洗ってから皮をむく
  2. 柿の枝に吊るす用の紐をしっかりと縛り付ける
  3. 熱湯やホワイトリカーで柿を消毒
  4. 風通しの良い乾燥した軒下などに雨や夜露が当たらないように干す

文字で書くと簡単なのですが、こんな感じです。

ただ、甘柿で作る場合はカビやすいですので、カビ対策を取っておきましょう。

甘柿で干し柿を作るときのカビ予防対策

■甘柿はできるだけ固い物を使用する。 

■干す前に柿をグラグラ沸いている熱湯に5秒位付けたり、ホワイトリカーにくぐらせて殺菌する。

■柿全体に日光が当たる乾燥して風通しがいい場所で乾かすことが重要。

日光に当てていると実が黒くなってきますが、紫外線の殺菌力を利用してカビが生えないようにする方が大事です。

■柿が重ならない、接触しないように干す。

柿同士がくっついているとそこから腐りやすくなります。

■絶対に雨や夜露に当てない。

凍るような気温でなければ屋外の軒下に干しっぱなしでもいいですが、雨や夜露が当たるとカビますので濡れないような場所に干しましょう。

■家の中に干す場合は扇風機で常に風を当てておく。

外に比べて屋内は気温が高く湿気もあり、窓を閉めて部屋の風通しが悪い時期なのでカビやすくなります。

風に当てていれば乾燥しやすくなります。

また、冬場の夜間に気温が下がって柿が凍ってしまう可能性があるなら、家の中の寒い場所に入れるようにした方が良いです。

以上が干し柿のカビ対策です。
ただ、注意していてもカビてしまう事はあります。

ですので、甘柿で干し柿を作る過程でカビや腐らせるリスクを回避したいのであれば、スライスしてセミドライフルーツにするといいですよ!

干し柿と違って何日も常温保存できませんが、しっとりおいしいおやつになります。

甘柿をドライフルーツにしてみよう

熟した柿を使って、セミドライフルーツにしてみましょう。
干す期間は1日~3日位ですよ。

甘柿のセミドライフルーツの作り方

■作り方

※作るのは乾燥した天気のいい日にしましょう。

①柿の皮をむく

②柿を厚さ1㎝位の幅に切って種も取る

③平らなザルの上に重ならないように並べる

④風通しが良い所で天日干しにする

⑤時々裏返しながら1日~3日干す。

干し加減はお好みです。
干し柿のように長期保存はできませんので、保存は密閉容器に入れて冷蔵庫へ入れておきます。
早めに食べきるようにしてくださいね。

最後に

甘柿で干し柿を作る場合はとにかく干している時に腐るのを予防したりカビが生えないように注意する事が大事です。

天候にもよりますし、上手くいくかどうかは運次第であったりします。

ですので、個人的には渋柿で作るような丸干しの干し柿ではなく、最後にご紹介したセミドライフルーツにするのをおすすめします。

薄くスライスする事で乾燥しやすくなりますし、食感もプニプニして楽しいですよ。
一度お試しください!

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