干し柿を干している間、夜や雨が降った時はそのまま外に干しっぱなしでいいのでしょうか?
湿気が多くなりますから室内に入れた方がいい気がしますよね。
でも、毎日家の中に入れたり出したりするのはとても面倒です。
できるだけ外に吊るしたままなら楽ですよね。
そんな訳で干し柿を作っている期間、夜間や雨の日はどうしたらいいか、干し方のアイデアをお伝えしていきます。
また、室内に干す時の注意点もご案内しますね。
柿・干し柿関係についての疑問一覧はこちらをご覧ください
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干し柿の干し方は夜はどうする?
干し柿は乾燥した時期に風通しがいい軒下などに干します。
この吊るしている期間、柿はずっと外に干しっぱなしで大丈夫なのでしょうか?
夜は外に出しっぱなしにしておくと何だか湿気っぽくなりそうです。
やっぱり夜は洗濯物のように取り込んで室内に干した方がいいのでしょうか。
干し柿は夜も外に干しっぱなしで大丈夫?
干し柿を吊るしている期間は、夜間も外に干しっぱなしでOKです。
ただし夜露や突然の雨で柿が濡れないように軒下に入れておきましょう。
干している間に柿が濡れるとカビが生える危険性があります。
もし軒下がなく夜に突然の雨が降った時に柿が濡れてしまうような環境であれば、
濡れてしまう危険がありますので夕方室内に取り込んでおきます。
この場合は朝になったら外に出すのを忘れないようにしましょう。
干し柿は雨の日どうする?
先程「干している間に柿が濡れるとカビが生える危険性があります。」とお伝えしました。
では、雨の日はどうするのがいいのでしょうか?
雨の日はそれだけで湿気が多いのでカビが発生するのではないかと心配になりますよね。
もちろん柿に雨が当たるとカビが生える可能性が高まります。
ですが、雨が当たらなければわざわざ室内に取り込まなくても大丈夫です。
この場合も軒下の奥の雨が吹き込まない所に入れて干しておけばいいですよ。
軒下でも雨に濡れてしまうなら室内に避難させた方がいいです。
干している柿の量が多い場合は室内に雨の度に取り込むのは大変ですよね。
その場合は雨が当たらないようにビニールなどで雨避けのカバーをカーテンのようにかけるという方法も考えられますが、カバーをする事で通気性が悪くなり柿にカビが生えるリスクが高まります。
できれば可能な限り雨の吹き込まない軒下の奥に吊るす事をおすすめします。
干し柿が雨に濡れたら…
屋根の下で濡れないように干していても、雨が吹き込んできて濡れてしまう事もあります。
濡れてしまうとやっぱりカビが発生しやすくなるんですよね…
でも、濡れたからと言って諦めないで下さい!
干し柿が濡れてしまったら、乾燥&消毒で対処します。
①まず、柿がびっしょり雨で濡れてしまったらキッチンペーパーなどで雨を拭きとって下さい。
②そしてホワイトリカー(アルコール度数35%)を霧吹きに入れて、柿にシュッシュッと吹き付けて消毒して下さい。
③そして風通しがいい場所でしっかり乾燥させます。
※ホワイトリカーのアルコール度数は25度だと殺菌の効果が弱いので、35度の物を使って下さいね。
柿が濡れた後、天気が良ければ外で日光に当てて紫外線殺菌しながら乾燥させるといいです。
もし外に出せない、天気が悪い場合は扇風機で柿に風を当てると乾燥しやすくていいですよ。
とにかく濡れてしまったらそのまま放置は危険です!
放置すると水分と雑菌でカビ発生のリスクが高まります。
雨に濡れたら水滴を拭き取って消毒して、そしてよく乾燥させましょう!
干し柿を干している時期に雨が続く場合は
干し柿を干している間、運悪く雨の日が続いてしまう事もあります。
また、日によっては霧が出る事もありますね。
そんな場合は家の中に入れて吊るしておきましょう。
雨に濡らさないだけでなく、湿気も避けるようにしないといけません。
もしカビが生えてしまったら早めに対策をしましょう!
干し柿の干し方で室内に干す時の注意点
基本、干し柿を干す場所は屋外の雨がかからない軒下やベランダなどで風通しの良い場所が適しています。
雨に濡れなければ夜も外に干しっぱなしで大丈夫です。
むしろ干し柿作りには朝晩の冷たい空気と乾燥した風が必要です。
雨が激しい時や軒下がない場合に室内に柿を吊るすのは仕方ないの事なのですが、家の中に柿を干すとカビが生えやすくなります。
これは寒くなってきた時期の室内は外に比べると当然気温が高く、併せて湿度も高いからです。
(干し柿を干す時の気温は15℃以下がベスト)
そしてこの時は窓を閉めているので換気も十分でなく、家の中はカビが繁殖しやすい環境にあります。
更には加湿器を付けている事もありますよね。
こんな環境ですから干し柿を室内で作る場合、外に干すより一層カビへの注意が必要になります。
カビ対策には、まずは干す場所、そして干し方が重要になってきますよ。
干し柿を干す場所と干し方が大事!
風が通らない暖かい室内に栄養たっぷりの乾燥していない柿を吊るしておけば、かなりの高確率でカビます。
ですので、柿はできるだけ家の中でも湿気が少なく、風通しがいい場所に干すようにして下さい。
干し柿は日光があまり柿に当たらなくても、とにかく乾燥していて風がよく通る場所なら作れます。
室内に干す時は場所をよく選んで下さいね。
もう一つの注意点は干し方です。
柿が乾いていない状態の時に柿同士が接触しているとそこからカビが生えやすくなります。
干し方は柿が重ならない・くっつかないようにして下さい。
干し柿の室内での干し方のアイデア
室内に柿を吊るしておく時は場所選びがポイントになります。
そして室内で干し柿のカビを防ぐための更なる手段として、扇風機を使う事がおすすめです。
扇風機で常時弱い風を当てておくと柿が乾燥しやすくなりますのでカビ予防になりますよ!
また、柿同士が接触しない、そして干し柿を室内に取り込みやすい干し方として洗濯物を干すピンチハンガーで干し柿を干すというアイデアもあります。
ピンチハンガーとは↓これですね。
間隔を空ける調整は必要ですが、柿のヘタを洗濯ばさみでつかんで干せます。
夜間や雨のたびに干し柿を出し入れするならピンチハンガーで干す方が便利です。
柿が洗濯ばさみから落ちるのが心配ならヘタの部分を紐で洗濯ばさみにくくり付けておくといいかも。
ピンチハンガーなら紐で吊るすより柿同士がくっつかずに干す事ができますね!
こんな干し方もあるので参考にしてみて下さいね!
まとめ
干し柿を干している間の夜や雨の日は雨や夜露が当たらない、風通しが良い場所であれば外に干しっぱなしでも大丈夫です。
室内に干す場合も場所を選んで風を当て、柿同士が接触しないように吊るしておけばOKですね。
予測できない天候に左右されたりもしますが、とにかく柿を濡らさないように気を付けて干しましょう!
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