パイナップルを切ったら熟れてなくて甘くない事があります。
歯が刺さる位固い事も。
これはどうしたらいいかと悩みます。
このパイナップル、追熟させる事は出来るのでしょうか?
甘いおいしい物にして食べたいですよね。
このようにパイナップルを切ってからでも甘く柔らかくする方法についてご紹介していきます。
パイナップルを切った後に追熟させるには
丸ごとのパイナップルを切ってみたら固くて酸っぱい事があります。
甘いパイナップルを期待していただけにガッカリ感で一杯になります。
繊維がギュッと詰まったように固くて甘くないパイナップル。
この状態で食べるのは酷というもの。
何とか柔らかく、そして甘くするにはどうしたらいいのでしょうか?
既に切ってしまったパイナップルですが、切ってから熟して甘くなる事はあるのでしょうか?
パイナップルは追熟するのか?
まず、収穫後のパイナップルを追熟させる事はできません。
切ったパイナップルはもちろん、丸ごとでも追熟はしません。
メロンやバナナなどの収穫後に追熟していく果物は、果物に含まれているデンプンを糖に変えて甘くなっていきます。
しかしパイナップルはデンプンの量が少ないので木になっている時にしか熟すことができません。
ちなみに市場に出回っているパイナップルの多くはフィリピンなどの外国産がほとんど。
外国からやってくるので、完熟状態で収穫すると日本で販売される頃には傷んでしまいます。
ですので、完熟する手前で収穫したものが売られています。
それに比べて沖縄産は距離が近く国内輸送という事もあり、完熟に近い物が多いそうです。
さらに言えば沖縄で買えば確実ですね。
酸っぱいパイナップルを甘くするには
パイナップルは追熟させて甘くする事はできません。
たとえ固くなくても酸っぱくて甘くないのはおいしくありません。
口の中がピリピリするだけです。
切ったパイナップルはどうしたら甘くする事ができるのか、その方法をご紹介します。
パイナップルを甘くする方法
パイナップルを甘くする方法、これは以前甘くない梨を甘くする方法でもご紹介していますが、砂糖に漬けておく事です。
やり方は本当に簡単。
切ったパイナップルをタッパーに入れ、砂糖を多めにまぶします。
これを一晩冷蔵庫に入れておくと、アラ不思議!
甘いパイナップルに変身します。
砂糖の量はパイナップルが埋もれる程たくさん必要ではありませんが、少なすぎては効果がありません。
パイナップルの水分で砂糖は溶けていきますが、まぶした時に全体に砂糖が行き渡る位の量は必要です。
パイナップルを柔らかくする方法
パイナップルが甘くないだけなら砂糖をまぶしておくだけでも甘くなります。
でも、中には甘さが足りないだけでなく固すぎたりピリピリが強すぎるものもありますよね。
こういった物はどうしたらいいか、おすすめの方法をご紹介します。
パイナップルが固い時の食べ方
固いパイナップルは肉を柔らかくするなど料理に使うのもいいですが、できれば果物として食べたいですよね。
このように固くてピリピリの刺激で舌が痛くなるようなら、加熱してしまいましょう。
パイナップルを電子レンジで加熱する
これは砂糖にまぶすのと同じく簡単な方法です。
切ったパイナップルを耐熱皿に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジで1~2分加熱するだけです。
これを冷ますと柔らかくて甘いパイナップルになります。
加熱する時間はパイナップルの量で調整してくださいね。
これは一見糖度が増したかのように見えますが、実は糖度は変わっていません。
加熱したことで酸味が飛び、甘さを感じるようになっただけです。
そしてピリピリの原因であるブロメリンというタンパク質分解酵素も働かなくなりますのでマイルドになります。
パイナップルをシロップ煮にする。
砂糖と水で煮れば柔らかくなり甘くもなります。
缶詰のパイナップルですね。
パイナップル半分の量であれば、カップ1杯の水と大さじ6、7杯の砂糖と一緒に弱めの中火で10分位煮ます。
途中でアクは取って下さい。
火を止めてそのまま冷ませば出来上がりです。
お好みで生姜のスライスと一緒に煮てもいいです。
パイナップルを焼いて食べる
焼きパイナップル…
オシャレに言えばパイナップルソテー。
バターを溶かしたフライパンでパイナップルを中火で焦げ目がつくまで焼く!
それだけです。
お好みでシナモンパウダーを振って下さい。
これは冷まさず熱いうちに食べるのがおいしいです。
アイスクリームを添えても。
最後に
パイナップルは丸ごとのままでも追熟しませんから、お店で選ぶ時が運命の分かれ道になります。
ずっしりしていて甘い香りが漂っているパイナップルなら大体当たりです。
今回のように熟れていないパイナップルに当たってしまった時は砂糖に漬けたりレンジでチンすれば食べられるようになります。
料理に使って消費する事もできます。
煮たり焼いたりして工夫して食べて下さいね。