梨の季節になりました。
冷やして食べるとみずみずしくて甘くておいしいですよね!
しかし…時折甘くない梨に当たる事があります。
一袋5個くらい入っている物を買うと、1個が甘くないと全て甘くない事が多いです。
どうしようかと思いますよね。
おいしくない梨を食べ続けるのは苦痛だし、かといって捨てるのはもったいない…
そんな甘くない梨に出会ってしまった時の美味しい食べ方やアレンジして利用する方法をご紹介しますね!
甘くない梨を甘くする方法
甘くない梨はやっぱりおいしくないですよね。
例えばキウイフルーツなどは置いておくと熟れて甘くなったりするのですが、梨は追熟しません。
甘さは買ってきた時から変わる事はありませんので、置いておいても傷むだけです。
かと言って甘くない梨を食べ続けるのもしんどいですよね。
でも…
あるんです。
梨を甘くする方法が!
その方法とは『皮をむいて切った梨に砂糖をまぶして冷蔵庫に一晩おく』事です。
砂糖をかければ甘くなるのは当然ですが、一晩おいて梨の水分で砂糖が溶けます。
恐らく梨が砂糖漬けのような状態になっているのでしょうが、食べてびっくり、アラ不思議!
ちゃんと甘い梨として食べられますよ!
生の果物の梨として食べたい時はおすすめです。
砂糖の量はお好みですが、梨1個に付き大さじ1杯半くらいかければ十分かと思います。
ちなみに使うのは果物の糖の『果糖(フルーツシュガー)』が一番いいようですが、普通のお砂糖で全然OKです。
はちみつではどうか…と試してみましたが、はちみつ特有の香りと味がかなり主張してくるので合いません。
使うのはクセのない普通の砂糖(上白糖やグラニュー糖)が一番いいですよ!
甘くない梨の美味しい食べ方
そのまま砂糖をかけて一晩おいて食べるのもいいのですが、たくさんある場合はどんどん食べないと傷んでしまいます。
飽きてくることもありますよね…
生の梨だけではなく何かアレンジしたいものです。
そんな場合、甘くない梨はやっぱり定番のコンポートにするといいです。
加熱したものはある程度日持ちしますし、柔らかくなって食べやすくもなります。
早速作り方をご紹介します。
梨のコンポートの作り方
■材料
- 梨 2個
- 砂糖 大さじ6杯
- 水 400ml(2カップ)
- レモン汁 小さじ2杯位
■作り方
- 梨は皮をむいて8等分にくし型に切る
- 鍋に梨を並べ、砂糖、水、レモン汁を加える
- 初めは中火にかけ、煮立ってきたら弱火にしてコトコト煮る
- アクをとりながら、焦げないように時々かき回す
- 梨がやわらかくなって半透明になったら火を止める
- そのまま粗熱が取れるまで置いておいて、その後冷蔵後で冷やせば完成!
この梨のコンポートで出来たシロップでゼリーを作る事もできますし、コンポートを使ってケーキも作れます。
梨だけのケーキもありますし、フルーツケーキを作る時に小さく切ってドライフルーツと一緒に混ぜ込むと歯触りがよくおいしいですよ。
梨ケーキのレシピはコチラ
⇒炊飯器で、梨のコンポートケーキ レシピ・作り方
甘くない梨を料理に利用するには
梨はやっぱり果物ですからどうしても生で食べたりお菓子にしたりといった発想になってしまいますね。
しかし、この甘くない梨を料理に利用する事もできます。
梨でお肉をやわらかくする
梨にはタンパク質を分解するプロテアーゼという消化酵素が含まれています。
この酵素によってお肉が柔らかくなります。
ですので、お肉に下味を付ける時に梨をすりおろしたものを隠し味として一緒につければ柔らかくなります。
肉の量にもよりますが、大さじ1杯ほどのすりおろした梨を加えれば十分です。
今回は甘くない梨ですので、味にはそんなに影響はないかと思います。
梨キムチにする
梨とキムチはよく合います。
作り方はとても簡単。
梨を食べやすい大きさに角切りにして、市販のキムチと和えるだけ。
そして味が馴染むまで1日待ちます。
食べ応えのあるキムチになりますよ。
サラダに入れる
甘くない梨は何だか大根みたいですよね…
ですのでこの際サラダに入れてみましょう。
これがけっこう合うんですよ!
薄くスライスしたり千切りにして入れるのもよし、一口大にカットしてもよし!です。
ドレッシングはお好みですが、シーザードレッシングやサウザンドアイランドドレッシングのような濃厚なものより、フレンチドレッシングのようなさっぱり系が合うと個人的には思います。
最後に
出来ればおいしい梨をそのまま食べるのが一番いいのですが、もし甘さがなく味がしない物に当たってしまったらご紹介した方法を試してみてくださいね。
砂糖をまぶすのやサラダは簡単ですし、コンポートはまさかの大変身をします。
おいしい梨だともったいなくてアレンジしたりできませんので、ハズレの梨を買ってしまったら挑戦してみるチャンスですよ!