干し大根を干す時に夜や雨の日はどうする?途中で凍るともうダメ?

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切り干し大根にしたり、丸ごと干したり、大根を干す時に天日干しにしますよね。
晴れた日の昼間は日光によく当てて乾燥させますが、夜や雨の日などは干し大根をどうしたらいいのでしょうか。
その時は室内に取り込むべきか、それとも外に出しっぱなしでいいのか悩みますよね。
また、寒い日は干し大根が凍る事もあります。
凍ってしまっても問題はないのでしょうか。
そこで、こちらでは干し大根を干している時に湧き上がる疑問についてご説明していこうと思います。

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干し大根を干す時に夜は室内に入れる方がいい?

切り干し大根にするならできるだけしっかり乾燥させたいものです。
そうすると、洗濯物と同じように夜は屋内に取り込んだ方がいいのではないかと思いますよね。
それとも外に干しっぱなしでいいのでしょうか。
悩む所です。
まずは、切り干し大根は夜間も外に干しておいて大丈夫なのか確認しましょう。

干し大根は夜は室内に入れたほうがいい?

干し大根は夜間は家の中に入れてもいいのですが、外に出しっぱなしで大丈夫です。
切り干し大根を作る時期は基本的に寒い冬の間です。
冬であれば家の中より外の方がもちろん気温が低いですし、空気も乾燥しています。
大根も乾燥しやすいですので、外に出しっぱなしで全然大丈夫です。

ただ、注意しなくてはいけないのは必ず軒先に入れて置く事です。
干し大根に夜露や霜が降りると湿って乾燥しにくくなりますし、変色の原因になる事もあります。
また、冬の乾燥した時期ならあまり心配はないのですが、時期や場合によってはカビの原因にもなります。
ですので、必ず干し大根は夜間は夜露や霜に濡れないように、屋根の下に入れておきましょう。

そしてザルの上に並べた大根が乾燥してくると軽くなりますので、風に飛ばされないように注意です。
風が強くなりそうなら家の中に入れてくださいね。

大根が干している間に変色してきた場合はこちらをご覧ください。
⇒切り干し大根が茶色く変色したり黒くなるのは平気?青いシミや赤い部分は?

干し大根は雨の日はどうする?

夜間は夜露や霜に当たらなければ外に干しっぱなしで大丈夫です。
でも、雨や雪が降った場合は湿度も高くなりますし、外に出しておくのは心配ですよね。

このような雨や雪の日も、濡れなければ外に出したままでOKです。
ただし必ず雨や雪の吹き込まない所に置いておいてください。

基本的に外に出しっぱなしで大丈夫ですが、もちろん家の中に入れてもいいです。
気持ちの問題なのですが、室内に入れた方が安心しますよね。

外に出しておく場合も、雨や雪が吹き込んで濡れる恐れがあるなら家の中に入れましょうね。
濡らさない事が大事ですよ。

干し大根を作る前に天気予報を確認する

スライスした大根をセミドライにする干し大根なら1日でできます。
干し大根の乾燥具合は用途によりお好みでいいのですが、切り干し大根にするためにもっと乾燥させたい、カラカラに乾かしたいという場合は1、2週間かかります。
カラカラにしたい場合はできるだけ天日に干したいですし、天気のいい日に外に干せばそれだけ乾燥しやすいですよね。
ですので、干し大根を作ろうと思ったら週間天気予報をチェックする事をおすすめします。
天気予報も外れる事がありますが…できるだけ翌日以降に晴れマークが多い時を狙って作るようにします。
雨や雪が続くようであれば、作るのはもう少し待った方がいいですよ。

干し大根の室内での干し方

屋内に干す場合は、家の中でも湿気が少ない所に干します。
キッチンは湿気が多いのでやめておいた方がいいです。
そして冬場は窓を締め切るので難しいのですが、できるだけ風通しがいい所が好ましいです。
フィルターをきれいに掃除してあるならエアコンの風が当たる所がいいですね。

もし、雨や雪が降っている時だけでなく、ずっと室内に干して作りたい場合は、日中は日光が当たる所に置いておきましょう。
日光に当てる理由は乾燥させやすくするだけでなく、紫外線によって大根の中の分子同士の組み合わせの入れ替えが起こり(付加脱離反応、またの名を縮合反応という)、カルシウムやカリウム、鉄分といったミネラル成分が増えるからです。
また、紫外線に当てる事で殺菌効果もあります。
家の中でも日当たりと風通しがよく、湿気が少ない所がベストポジションです。

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干し大根が凍るともうダメ?

干し大根を干す時期で一番適しているのは真冬です。
日中でも気温が10℃以下で、冷たい風が吹く時期が最適です。

干し大根を干している間は夜でも雪でも濡れなければ外に出しっぱなしで大丈夫なのですが、冬の寒い夜間に外に出しておくと確実に凍りますよね。
大根が凍ってしまうとダメになってしまうのでしょうか?

干し大根は干している間に凍るとダメになるのか?

干している間に干し大根が凍ってしまっても全然大丈夫です。
もちろん凍ると多少食感が変わりますが、そもそも干している時点で普通の大根とは食感が違う物を作っていますので気になりません。
味がおかしくなるとかの問題もありません。
逆に細かい空洞が大根の中にできますので、料理した時に味がしみやすくなります。

ただこちらも注意して頂きたいことがあります。
大根が凍った場合、日が昇って気温が上がってくると溶けてきますよね。
干し大根が溶けた後、大根をひっくり返しましょう。
そのままだと下側(ザルに接触している方)に溶けた後の水分が残って大根が乾燥しにくいです。
ですので、干し大根は凍ったら一度ひっくり返してくださいね。

あと、凍ると干し大根が茶色とかうっすら黒っぽく変色することがあります。
これはポリフェノールのいたずらですので、そのまま干しておいて大丈夫です。

最後に

干し大根をはじめ、干し野菜を作るのに適した時期は冬の一番寒い時です。
乾燥した冷たい風と日光がよく大根を乾かしてくれます。
また、湿気が大敵ですので、雨や夜露にぬらさないよう、よく大根を広げて干す事がポイントとなります。
それ以外はほったらかしですので簡単にできます。
水分が飛んで旨味が凝縮され、しかもミネラル分が増える干し大根作りを楽しんでくださいね。

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