クリームやチョコでデコレーションしたカップケーキはかわいいですよね。
バレンタインはチョコレートをプレゼントするのが主流ですが、カップケーキも喜ばれるはず。
カップケーキのケーキ本体は混ぜて紙製のカップやペットカップ(外は紙、中はツルツルのカップ)に入れて焼くだけです。
そのままでもおいしいですが、クリームやチョコがあると更においしい。
素朴な見た目もおしゃれになります。
自分でデコレーションするのは何だか難しそうですね。
確かに凝ったデザインにする事はプロでないと無理ですが、
素人でも簡単にデコレーションする方法があります。
こちらでご紹介していきます。
カップケーキのバレンタインのデコレーションは?
カップケーキを見ると、上にクリームが絞られている物をよく見ます。
このクリームはほとんどがバタークリームです。
市販のお菓子でブッセという物がありますよね。
あれに挟んであるのもバタークリームがほとんどです。
バタークリームは日持ちしますし、多少気温が高くても(20℃位まで)クリームが溶ける事もないのでデコレーションに使うには適しています。
これをケーキに塗ったり、クリームをしぼってデコレーションします。
バタークリームの作り方
バタークリームを作るにはいくつかのレシピがあります。
卵を使う物とそうでない物がありますが、デコレーションで使うなら卵白を使った物が一番形が崩れにくいです。
こちらでレシピが紹介されています
⇒中沢乳業 プロが教える「お菓子の知恵袋」バタークリーム
バレンタインですのでクリームをチョコバタークリームにするのもいいですね。
チョコバタークリームにするにはこちらの「チョコバタークリーム」の所を参照してください。
バタークリームのデコレーションの仕方
クリームのデコレーションで一番簡単なのは表面にバタークリームを塗る事です。
でも、せっかくですのでしぼってデコレーションしたいですよね。
その場合はもちろん『しぼり袋』と『口金』が必要です
もちろん100均ショップにあります。
クリームをしぼる準備
カップケーキですと口金は星型のものを使う事が多いと思います。
いろいろな形の物がありますので、口金の形はお好みで選びましょう。
- しぼり袋の先に口金をセットします。
- そしてクリームが出ないよう口金の上で袋をキュッキュッとねじります。
- その部分をコップに入れて、袋を広げてコップをおおうように折り返します。
- そこにクリームを入れてしぼる準備は完成です。
しぼり方のコツ
ソフトクリームのようにしぼる時のコツです
- 金口は1㎝位ケーキから浮かせて、しぼり袋はケーキに対して垂直にします。
- とにかく集中して、同じ力でクリームをしぼり出します。
- ぐるっと回しながらケーキの表面にしぼっていくのですが、回す速度も一定にします。
■トッピング
このバタークリームの上にアラザンやチョコクランチをトッピングすれば完成です。
小さな粒のチョコレートを飾ってもいいかもしれません。
注意したい事はデコレーション後に冷蔵庫に入れない事です。
バタークリームが固くなってしまうので、常温で保管しましょう。
バタークリームの作り置きはできる?
バタークリームは前日に作り置きしても大丈夫です。
ただ、冷蔵庫に入れておいたバタークリームはバターなので固くなっています。
ですので、常温に置いてやわらかくなってからよく混ぜてデコレーションします。
もし水分と分離してしまうようなら40℃位のお湯で湯煎して、やわらかくなったらお湯からおろし、よーく泡立て器で混ぜているとクリームに戻ってきます。
冷蔵庫から出してやわらかくなるまで時間がかかりますので、時間に余裕をもってやりましょう。
でも、できればデコレーションする直前に作るのが一番いいです。
カップケーキのデコレーションで簡単なのは?
バタークリームのデコレーションもいいですが、クリームを作るのはちょっと手間です。
そしてしぼり袋を使うのは難しい。
そんな場合の簡単なデコレーション方法をご紹介します。
簡単なデコレーション① 粉砂糖・チョコレートペン
一番簡単なのは上から茶こしで粉砂糖を振りかける事です。
この時レースペーパーなどをケーキの上に置いて振りかけると模様ができて素敵。
下の画像のように市販のチョコレートペンでパーッと線を描いてもいいですね。
簡単なデコレーション② チョコレートがけにする
溶かしたチョコにケーキの上部を浸してコーティングします。
ケーキを持ってひっくり返し、溶かしたチョコの入ったボウルにケーキの上の部分だけを浸してチョコを付けるのです。
塗るよりきれいにチョコが付きます。
チョコの中にケーキを落とさないかドキドキしますけど…
また、ケーキの上からタラ―っとチョコを垂らしてかけるのもいいですね。
そしてチョコが固まる前にチョコクランチを振りかけます。
ローストしたアーモンドをトッピングしてもいいですね。
■チョコレートの溶かし方
- チョコレートを直接火にかけず、お湯で温めながら溶かします。
- ボウルに刻んだチョコレートを入れて、その下に50℃のお湯を入れたなべを置きます。
- チョコレートのボウルの底がお湯につかるようにしてチョコレートを温めながらゴムベラでかき回します。
注意したいことはお湯がチョコレートのボウルに入らないようにする事です。
また、チョコを溶かす温度も適温があります。
チョコレートにお湯が入ったり溶かす温度が高いと分離してボソボソになったり固まらなくなったりします。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
⇒チョコレートが湯煎でうまく溶けない原因は? 失敗しないコツや復活させて再利用する方法
簡単なデコレーション③ アイシングをかける
よくクッキーにチョコ以外で白やピンクのコーティングがしてあるのがあります。
あのコーティングがアイシングです。
このアイシングは作り方も簡単ですし、ケーキの上にぬると一気にかわいくなります。
ちなみにアイシングを使ったカップケーキはバタークリームの他によく見かけるものです。
アイシングの作り方
卵白1個分に粉砂糖を少しずつ140g~150g混ぜ、色を付けたければ食紅などの食用色素を入れて作ります。
固さは「もっ…たり」する位です。
泡立て器から落ちたアイシングが4、5秒で消える位が目安です。
これは生の卵白を使いますので、抵抗があれば卵白を使わない作り方もあります。
日本製粉さんのサイトで紹介されています。
デコレーションした画像もありますので参考にどうぞ。
⇒日清製粉株式会社
また、本当に簡単に作りたい場合はアイシングシュガーという水を加えるだけでできる物がありますので、それを使ってもいいでしょう。
cotta アイシングシュガー(ホワイト) 90g
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アイシングで気をつけたい事
食紅などの食用色素は少なくてもかなり強く色が付きます。
入れるなら最初は本当にほんのちょっと入れて、様子を見て色をつかましょう。
また、強い色だと「ザ・着色料!」という感じになります。
着色料に抵抗を感じる人もいますので、心配であれば食紅を使わず白いアイシングにしましょう。
白アイシングにチョコペンで絵を描いたり、アラザンをトッピングしたりと工夫してみましょう。
カップケーキをバレンタインに作る場合日持ちは?
プレゼントするお菓子はどれくらい日持ちするのか気になります。
これはケーキ本体とトッピングによります。
一番日持ちしないもの
クリームはよく使われるバタークリームをご紹介しましたが、やっぱり生クリームをホイップした物の方が好きな人も多いですよね。
その生クリームに苺をトッピングしたらおいしいですよね!
このように生クリームと生のフルーツを使うのであれば、当然日持ちしません。
そして渡すまで常に寒くて日の当たらない所に保管する必要があります。
なぜなら生クリームで作ったホイップクリームは溶けやすく、傷みやすいのです。
そして苺などの果物も水分が多く傷みやすいです。
生クリーム・生の果物を使ってデコレーションしたものは、ずっと冷蔵庫に入れた状態でも2日です。
できれば作った当日中に食べた方がいいです。
自宅に招いて食べてもらうならいいですが、もし贈るのであれば持ち運ぶ時の環境にも注意して、その場で食べてもらった方がいいかもしれません。
ケーキ本体とバタークリーム、アイシングの日持ちは?
デコレーションに使うバタークリームで卵を使った物は常温で約1週間持ちます。
卵を使わないレシピのクリームの場合は約1か月です。
なぜならバター自体が常温保存できるものだからです。
アイシング自体も完全に乾けば2~3週間持ちます。
ですがカップケーキ自体の日持ちは常温で3、4日となります。、
ケーキ自体の期限が短いですので、できるだけ早く、3日以内に食べてもらえるようにしましょう。
まとめ
デコレーションは楽しいですよね。
自分のセンスを発揮できる所でもあります。
きれいにデコレーションしたら、今度はきれいにラッピングしてプレゼントしましょう。
ただ、クリームやアイシングで飾り付けたケーキを包むには工夫が必要です。
今度はこちらでラッピングについてご案内していますので、ぜひご覧くださいね。
⇒カップケーキのバレンタインのラッピング、クリームが乗るものや箱を使う場合は?