雛人形の飾り方で道具は親のを使用、小物だけ買える?親子二代のお雛様を飾る?

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女の子が誕生して雛人形の購入を考えていらっしゃる方も多いと思います。
お雛様は女の子の特権ですし、飾ると華やいだ雰囲気になりますよね。

ただ、雛人形は意外と高額なものです。
七段飾りのものはもちろん、お雛様とお内裏様だけの親王飾りでも結構値が張ります。

もし、お母さんに持っているけど飾っていない雛人形の一式があるのなら、それを上手く活用したいですね。
内裏雛(お雛様とお内裏様)だけ娘さんの為に購入して、道具と三人官女や五人囃子たちはお母さんの物を使う。
それができればかなり助かりますね!

そういった事はしてもいいのか、そして無くなっている小物はそれだけを買い足す事ができるのか、そしてお母さんの内裏雛はどうするのかを確認してみましょう。

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雛人形の飾り方で道具は親のものを使ってもいい?

お母さんが雛人形を持っている場合、恐らくしまいっぱなしになっていると思います。
せっかくですからこれを活用したいですよね。

でも、娘さんには新しいお雛様を買ってあげたい。
そしてお母さんの雛人形のひな壇に新しいお雛様とお内裏様を飾る…
これはやってはいけない事なのでしょうか?

道具は親の物でOK

道具類はお母さんのお雛様のものを使って全然問題ありません。
その他に三人官女、五人囃子などのお人形もOKです。
ですので、内裏雛だけ新調して道具類は古いものを使っても大丈夫です。

なぜなら、雛人形は元々お雛様とお内裏様だけだったからです。
三人官女や五人囃子は長い年月をかけて人形屋さんが付けていったオプションです。
当然ながら御所車や重箱などもオプションです。
オプション品は、お母さんやおばあさんからのお下がりでも人からもらったものでもいいのです。
言ってしまえば無くてもいいのです。

お雛様は娘さんの身代わり

雛人形で必須なのはお雛様とお内裏様です。
お雛様は娘さんの身代わり、お内裏様は将来のパートナーですので必ず一対になっている必要があります。

なぜ『身代わり』という言葉を使ったかといいますと、お雛様は娘さんに降りかかる厄を代わりに受けてくれるものだからです。

元々は平安時代から始まった流し雛(正確には人形代:ひとかたしろ)という行事に由来します。
これは3月3日の上巳(じょうし)の節句に、紙で作った人形に自分の厄を移して川や海に流す陰陽道の行事です。
それと貴族の人形遊び(雛遊び:ひいなあそび)がいつの間にか結びついて、現在の形となったのです。

ですのでお雛様はその女の子の成長を見守り、災いが降り注ぐのを防いでくれる存在となります。
娘さんが成人したら(もしくは結婚したら)お雛様は役割を終えることとなります。

雛人形の小物だけ買う事はできる?

自分(母)の雛人形を出してみたら茶道具の茶釜がない…!
屏風にシミが…
橘の実が収穫されてる…

そんな事もあるでしょう。

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他はそろっているのに1つ2つの小物が無くても気にならないならいいのですが、せっかくですから揃えてあげたいですよね。
そんな時に屏風だけ、茶道具だけと小物単品で買えればいいのですが、どこで売っているのでしょうか。

人形専門店に行こう

雛人形を扱っている人形専門店では小物だけも販売しています。
お持ちになっていたものと今販売している物ではデザインなどが違う可能性もありますが、基本的な道具は共通ですので購入できますよ。
ネット通販でも販売していますので、こちらを利用してもいいと思います。

サイズに気をつけて!

お人形は様々なサイズの物がありますので、特にネット通販の場合は記載されているサイズをよく確認して、自宅の雛人形に合ったサイズの物を選びましょう。

確実なのは自宅の道具やお人形の大きさをよーく確認して、実際に専門店に行って実物を見て選ぶ事です。

雛人形が親子二代分あるが親のはどうする?

道具はお母さんのものを受け継いで使い、内裏雛だけ娘さん用として新調。
親子二代分の内裏雛がありますが、どうしましょうか。

しまいっぱなしでもいいのですが、脇役だけ使われて主役のお雛様が日陰の身ではかわいそうですよね。
そうなると選択肢は『一緒に飾る』か『処分する』かとなります。

一緒に飾る

お雛様は女の子の成長を見守ってきた存在です。
成人してお子さんのいる人のお雛様は役割を終えています。

昔は住宅事情が今と違った事もあり、おばあさんの雛人形・お母さんの雛人形・娘さんの雛人形と一緒に飾る事も多かったそうです。
娘さんの雛人形以外は『季節のお飾り』といった意味合いで飾ります。

そのように、お母さんの内裏雛も娘さんのお雛様を見守るように飾るのもいいと思います。

処分する

もう自分のお雛様は飾らないし、しまっておくのも場所を取ってしまう。
そうなると、処分という事も検討された方がいいでしょう。

勢いで処分せず、本当に後悔しないと断言できるのであれば処分しましょう。

処分の方法はやっぱり高価なお人形ですし、人形には魂が宿ると言われている事もあるので、通常のゴミと一緒に捨てるのは気が引けますよね。

ですので神社やお寺に人形供養してもらうのがいいでしょう。
または、送料など有料になりますが人形の寄付を受け付けている所もあります。
社会貢献につながり、お人形も次に必要としている人の所に行けるので、こういった所に寄付するのもいいでしょう。

寄付を受け付けている所(一部)

いずれも寄付した人形が第二の人生を送ったり、途上国の子供たちのワクチンになったりします。

・セカンドライフ(http://www.ehaiki.jp/second/dolls/dolls_kihu.html
・国際社会支援推進会 ワールドギフト(http://world–gift.com/kihu/doll-1.html

あと、自治体などで保育園や施設に飾る雛人形の受付を行う事もあります。
こちらは自治体の広報などに募集が出るかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
家庭内で雛人形の道具を受け継ぐのは素敵ですし、理にかなっています。
一番は娘さんが健やかに成長するのを願う気持ちです。
きれいに雛人形を飾り付けて、楽しいひな祭りを過ごしましょう。

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