節分に恵方巻を食べる方も多いのではないでしょうか。
この恵方巻はその年の吉方を向いて無言で1本食べると福が巡ってくると言われていますね。
そんな訳で、2018年の恵方巻はどちらを向いて食べるか吉方を確認してみましょう。
また、毎年変わるこの方角はどうやって決めているのでしょうか?
そして吉方が簡単に確認できるスマートフォンやi-Phoneのアプリも紹介します。
節分の方角で2018年の恵方
恵方(吉方)は毎年変わります。
早速確認しましょう。
2018年の恵方はズバリ!⇒『南南東やや南』です!
『やや南』って…
微妙な方位ではありますが、これは吉方で決まっている方角です。
2018年は『真南より気持ち東の方』といった感じでしょうか。
節分で恵方巻を食べる時に向く方角の決め方
毎年変わる恵方、これはどのように決めているのでしょう?
年末の『この1年を表す漢字』のように誰かが決めているのでしょうか?
恵方は陰陽道の『十干』によって決まる
この恵方、実は誰かが決めているのではなく「決まっている」のです。
『陰陽道』によって決められていて、その年に『歳徳神(としとくじん)』という方位をつかさどる美しい女神がいらっしゃる方角が恵方です。
陰陽道とは
古代からの中国の陰陽説や五行説などを元に仏教や神道などが取り入れられたものが陰陽道です。
ちなみに陰陽説や五行は5~6世紀に日本に入ってきたと言われています。
その陰陽道で、その年の『十干(じっかん)』によって決められる最も良い方角を吉方、もしくは恵方といいます。
その年の吉方位には『歳徳神』がいます。
十干とは
古代中国で時間と空間を表すために使用していたもので、殷の時代(紀元前15~11世紀)の甲骨文字にも記されています。
陰陽五行の「木」「火」「土」「金」「水」が、陰と陽のそれぞれに分かれたものです。
十干
・甲(きのえ)
・乙(きのと)
・丙(ひのえ)
・丁(ひのと)
・戊(つちのえ)
・己(つちのと)
・庚(かのえ)
・辛(かのと)
・壬(みずのえ)
・癸(みずのと)
恵方は4方位しかありません。
- 甲と己の年⇒恵方が「甲」の方角(東北東やや東)
- 乙と庚の年⇒恵方が「庚」の方角(西南西やや西)
- 丙、辛、戊、癸の年⇒恵方が「丙」の方角(南南東やや南)
- 丁と壬の年⇒恵方が「壬」の方角(北北西やや北)
西暦の下一桁の数字で恵方がわかる!
十干は10個ですので10年で一周します。
西暦の下一桁で恵方を確認できたりもします。
西暦下一桁 4年、9年(甲と己の年)⇒東北東やや東
0年、5年(乙と庚の年)⇒西南西やや西
1年、3年、6年、8年(丙、辛、戊、癸の年)⇒南南東やや南
2年、7年(丁と壬の年)⇒北北西やや北
節分で吉の方角がわかるアプリご紹介
恵方が確認できたところで今度はどちらの方向を向けばいいか確認しなくてはいけませんね。
方位磁針があるのなら紙に十字を書いて、その上に方位磁針を置いて東西南北に線を合わせて確認するという方法があります。
でも、方位磁針がない、もっと簡単に確認したいという場合、現在はスマートフォンというツールがあります。
そのスマートフォンに恵方が確認できる無料アプリがありますのでご紹介します。
恵方の確認に使える無料のスマートフォンアプリ
・デジタルコンパス(アンドロイド用)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vincentlee.compass&hl=ja
なんと立春が近づくと、2018年の恵方が表示されます!
・恵方コンパス!(i Phone/アンドロイド用)
https://smahoapps.jimdo.com/
「恵方巻を食べる方角がすぐ探せる!」というアプリです。
スマートフォンを持って回転するだけで恵方の確認ができます!
まとめ
以上です。
最後に恵方をおさらいしましょう。
2018年の恵方は『南南東やや南』!
恵方は誰かが決めているのではない、昔から決まっているのでしたね。
上手く文明の力も使って方角を確認したら、恵方巻にかぶりつきましょう!