渋柿を焼酎で渋抜きする時の度数や期間、やり方のポイントをご紹介!

渋柿の渋抜きをする時、焼酎を使うとよく言われていますね。
ここで使う焼酎の度数は何度がいいのか、そして何日位の期間で渋が抜けるのか確認しておきたいところ。
そんな訳でこちらでは渋柿を焼酎で渋抜きのやり方のポイントをご紹介していきます。

check! ⇒ 柿・干し柿関係についての疑問一覧はこちらをご覧ください

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渋柿の渋抜きに使う焼酎の度数は?

渋柿は焼酎を使う事で渋が抜けます。

やり方は柿のヘタに焼酎を付けて袋や箱に入れて置くだけなのですが、使う焼酎は何でもいい訳ではありません。

まずは何度の焼酎を使ったらいいかご案内しますね。

どれくらいの度数の焼酎がいいのか?

渋抜きに使う焼酎はアルコール度数が35%以上の物を使うと渋が抜けやすいです。

25度だと上手く抜けません。

できるだけアルコール度数が高い物を使うのがおすすめです。
その理由は渋抜きの原理にあります。

渋柿は焼酎でなぜ渋抜きできるのか?

なぜ焼酎で渋抜きできるかというと、まず柿のヘタに焼酎をつけて袋などに入れて密封しておくと、柿の実がアルコールを吸収します。

吸収されたアルコールは実の中でアセトアルデヒドという成分に変わります。
柿の渋みの原因はタンニンという成分なのですが、これはアセトアルデヒドとくっつきやすい成分です。

タンニンとアセトアルデヒドがくっつくと結晶化して不溶性(水に溶けない)の物質に変わります。

タンニンが結晶化すると水に溶けないので果汁や唾液にも溶けません。

それで苦味を感じなくなるのです。

アルコールが変化してできた物質がタンニンとくっつく事で渋抜きできます。

そんな理由から、アルコール成分が多ければ多い程たくさんのタンニンが結晶化されるので渋抜きされやすくなるのです

逆にアルコール分が少ないとなかなか渋が抜けません。
ですので使うならアルコール度数が高い焼酎がいいですよ。

渋抜きに使う焼酎の種類は何がいい?

渋柿の渋抜きに使うのは、梅酒など梅酒など果実酒を作る時に使うホワイトリカーがおすすめです。

アルコール度数が35%ですし、香りや味にクセがないからです。

また、柿の渋抜き専用のアルコールもあります。
酒屋やホームセンターに売っていますよ。
そういった焼酎はアルコール度数が47%あります。

日本酒で渋抜きできる?

渋柿の渋抜き、家に日本酒があるからそれでできないだろうか…

そう思う事もありますよね。

渋柿の渋抜きは日本酒でできない訳ではありませんが、やめておきましょう。

日本酒では柿がカビてしまう可能性があります。

なぜなら日本酒やワインなどの醸造酒には発酵を止めているとはいえ酵母が入っていますし、水分も多いのでカビが発生する可能性が高くなるからです。

また、醸造酒は焼酎などの蒸留酒に比べアルコール度数が低く、高くても20度位です。
ですので、渋柿の渋抜きには蒸留酒を使うようにして下さい。

焼酎だけでなくウォッカやウィスキーも渋抜きに使えますが、独特の風味が柿に付きます。
純粋に柿の渋抜きだけしたいのであればホワイトリカーがベストです。

渋柿に焼酎をつけてから期間は何日かかる?

渋柿のヘタに焼酎を付けたら渋が抜けるまでビニール袋の中に入れて放置します。
柿自体を焼酎にどれくらいの時間つけるのか、そしてこの渋抜きにかかる期間は何日なのかも確認しましょう。

焼酎につける時間

柿のヘタの部分に焼酎をつけて…と聞きますが、ふと思えばどれくらいの時間柿を焼酎に浸せばいいのか…?

5分?10分?それともずっと?

ずっとつけておけば渋抜き効果が高そうですが、この焼酎につける時間は一瞬でOKです。

器に入れた焼酎に柿のヘタの部分を「ちょん」とつける位でOKです。

渋抜きの期間は何日?

焼酎を使って渋が抜けるまでにかかる時間は、大体1週間から10日です。

これは使っている焼酎の度数や気温、柿の大きさにも左右されます。

アルコール度数が高ければ高い程短い期間で渋抜きが進みます。

これは先程ご紹介しました渋抜きの原理によるもので、アルコール成分が多ければぐんぐんタンニンと結合していくからです。

アルコール度数が40度以上なら5日位、35度の場合は大体1週間が目安です。

25度の焼酎を使った場合は1週間以上かかる事があるのと、アルコールが少ないので日数を置いてもどうしても渋が残ってしまう事もあります。

いずれも焼酎の度数の他、柿に含まれているタンニンの量と気温により期間は前後します。

気温が低い所だと渋が抜けにくく日数がかかります。

逆に温かい所だと早ければ3、4日で渋抜きが出来てしまう事がありますが、その分柿もすぐに柔らかくなっていきます。

油断するとドロドロになりますので注意が必要です。

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渋柿の渋抜きのやり方のポイント

渋柿の焼酎での渋抜きの方法は、ヘタの部分に焼酎をつけてビニール袋に入れ、口を閉じて密封し、日の当たらない所に置いておくだけです。

非常に簡単なのですが、焼酎の度数以外にもポイントがありますのでご紹介します。

柿の実に付いた焼酎は拭く

ヘタに焼酎を付ける時に柿の実に付いてしまいますよね。

焼酎がヘタの部分だけでなく実の方についたら、実についた焼酎はティッシュなどで拭き取りましょう。

なぜならダイレクトに焼酎が実に付くと、その部分だけ渋抜きが進んでしまいます。
そうするとその部分が黒ずんだり傷んでしまう事がありますよ。

袋や箱の底に新聞紙や古いタオルを敷いておく

ヘタに付けた焼酎が垂れて袋や箱の底にたまってしまう事があります。
また、朝晩の寒暖の差で袋の中に結露が出る事もあります。
そうやって底にたまった焼酎や水分に柿の実が浸かったような状態になる事があります。

そうすると案の定柿が傷みやすくなります。

ですので、新聞紙や古いタオルや布を底に敷いて、垂れた焼酎や水滴を吸い込ませるようにしておくといいですよ。

底に水分が溜まりがちになりますから、その水分で柿が濡れないように対策しておきましょう。

柿の渋が抜けたかどうかの見分け方は?

渋柿を焼酎につけてビニール袋に入れて数日、渋が抜けたかどうかを確認してから食べたいですよね。

渋抜きができたかどうかを見分ける方法は…無いと言った方がいいでしょう。
見た目では柿から渋が抜けたかはっきり確認できません。

ただ、わかりづらいですが柿が濃いオレンジ色になったり、持って手のひらで触ってみて、全体がちょっとやわらかく感じるようでしたら渋が抜けて甘くなっている可能性が高いです。

それでもちゃんと確認するには食べてみるしかないんですよね。
1個試しに皮をむいて一かけ食べてみて…ロシアンルーレットです。
おいしく食べられたら大成功!

渋が抜けてなかった場合は?

食べてみて渋が抜けていなかったら残りの柿はもう少し時間を置きます。

そのまま再びビニール袋の口を閉じて1~3日置いておきましょう。

この時、ちょっと温かい所に置いたり、ティッシュに焼酎をしみ込ませた物を袋の中に入れると早く渋が抜けます。

ただし長時間放置して柿がやわらかくなり過ぎないように注意です。

皮をむいてしまった渋柿を活用したい!

渋抜きチェックで皮をむいて食べたけど渋が抜けていなかった柿、捨ててしまうのはもったいないですよね!

その柿のおいしい食べ方もご紹介します。

■プチ干し柿にする

皮をむいた渋柿を厚さ1㎝位の幅に切ります。
これを平らなザルの上に重ならないように並べ、風通しが良い所で天日干しにします。
時々裏返しながら1日~3日干すとプチ干し柿になります。

■焼酎漬けにする

渋柿を普通に食べる時のようにカットします。
タッパーに入れて焼酎を柿がひたひたにつかるまで注ぎます。
カットされた柿の実がダイレクトにアルコールに浸るので、一日置けば渋が抜けて食べられるようになりますよ!

ただしこれは表面に焼酎が付いているので、車の運転をする前や子供は食べられません。

最後に

渋柿の渋抜きに焼酎を使う場合、アルコールを使いますから子供や妊婦さんが食べてもいいか気になりますよね。

結論から申し上げますと食べても平気です。

お酒に弱い人も柿に吸収されたアルコールで酔っぱらったりする事はありません。

アルコールはタンニンと結合して不溶化しているので(不溶性の食物繊維みたいなもん)、ほとんど体に吸収されずに体の外に排出されます。

ですので、お子さんや妊婦さん、授乳中の方やアルコールに弱い方でも食べても大丈夫ですよ。

渋抜きはヘタに焼酎をつけて袋に入れて置いておくだけ、甘い柿になるまで待ち遠しいですね。
おいしい柿に変化するといいですね。

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