カップケーキをしっとりふわふわに作るコツ 固くならない方法をご紹介

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カップケーキはお手軽に作れるお菓子の一つですが、パサパサしたりぼそぼそになってしまう事があります。
時間が経つと固くなる事も多いです。
プレゼントにも使えるお菓子ですから、固くならないで上手に作れるとうれしいですよね。
そんなカップケーキをしっとりふわふわに作るポイントをまとめました。

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カップケーキをしっとりさせるには

カップケーキを焼くと、なんだかパサパサしていて、食べるとぼろぼろこぼれるような仕上がりになる時があります。
もっとしっとりとしておいしいケーキになるはずだったのに…何故!
ぼそぼその食感だと、なんだか悲しい気持ちになってきます。
もっとしっとりと食感のいいカップケーキにするにはどうしたらいいか、作る時のポイントをまとめました。

バター、砂糖をレシピの分量通り使う

お菓子を手作りすると、レシピにある分量の砂糖とバターを実際に見て驚愕する事があります。

「こんなに入ってるのか…!」と。

そして脳裏によぎる「カロリー」という文字。

バターも砂糖もこんなに入れるとカロリーが高い…太りそう…
食べるの何だか怖いよね。
体に悪いかもよ?
そうだ、減らしちゃおう。
ちょっと位大丈夫だよ…
減らしちゃおう、減らしちゃおう、砂糖とバター減らしちゃおう…
そうさYOU減らしちまいなYO!

こんな悪魔のささやきが聞こえてきますが、この声に耳を貸してはいけません。

砂糖とバターを減らすとしっとり感がなくなります。
バターは油分ですからもちろんしっとりさせる効果がありますし、砂糖は甘みの他、保水力がありますので水分を保つ役割もあります。
ですので、この二つが少ないとパサつく原因にもなり、しっとりしたケーキになりません。
きちんとレシピ通りの分量を使うようにしましょう。

アーモンドプードルを使う

アーモンドを粉にした『アーモンドプードル』というものがあります。
アーモンドパウダーという名前になってい物もありますが、同じものです。
カップケーキにこのアーモンドプードルを入れて作ると、しっとりとした食感になります。
これはアーモンドの粉に油分が含まれているので、それによってしっとり感が出るのです。

ちなみに普段のレシピにただアーモンドプードルを加えるだけだと失敗する可能性が高いです。
お菓子作り歴が何十年もあって慣れている方以外は、独自のアレンジをせず最初からアーモンドプードルを使ったレシピを見て作ってくださいね。

アーモンドプードルを使ったレシピ
⇒kurashiru バターの優しい香り 簡単カップケーキ

シロップを使う

これはホットケーキにかけるメープルシロップ風味の『ケーキシロップ』ではないですよ。
ケーキシロップはスポンジケーキなどが乾燥しないように使われる砂糖と水、お好みで洋酒を入れて作られたシロップです。
これをカップケーキにも使って、パサつきを防ぎましょう。

■シロップの作り方

ケーキシロップは目安として水と砂糖を2:1の割合で加熱しながら混ぜて、しっかり砂糖が溶かして作ります。
分量は水100mlに対して上白糖が大さじ4杯半です。
お好みでラム酒やブランデーなどの洋酒を小さじ1杯程入れると大人の味になりますよ!
洋酒のアルコールは加熱しているうちに飛びます。

シロップを塗るタイミングは、カップケーキが焼けて熱いうちです。
できれば100均ショップでハケを用意して、それを使って塗るとやりやすいです
ハケが無くスプーンを使う場合はドバっとかかるとケーキがビシャビシャになってしまうので慎重に…
ハケでもスプーンでも少しずつ表面にしみ込ませるようにしてくださいね。

ラップで包むかポリ袋に入れておく

焼きあがってオープンから出したケーキは熱いので水分がどんどん蒸発してパサパサになる事があります。
そこで、オーブンから出したらをそのままにしておくのではなく、温かいうちにラップで包んだりポリ袋に入れて口を閉じておくようにします。
ケーキから蒸発した水分がまたケーキに戻りますので、しっとりした状態になります。

カップケーキをふわふわに作るコツ

カップケーキがうまく膨らまず、ぼそぼそになる事もあります。
できればもっとふんわり柔らかくなってくれると嬉しいですよね。
そこで、今度はふわふわにするためのコツをご紹介しますね。

材料は室温に戻しておく

カップケーキの材料で主に冷蔵庫に入っている物はバターと卵。レシピによっては牛乳もですね。
これらの材料は作る数時間前から冷蔵庫方出して、常温に戻しておくようにしてください。
なぜなら冷蔵庫から出したての冷たい状態だと上手く混ざらないから。
なぜ混ざらないとふんわりしないかについては、これからご説明していきますね。

ちなみにバターを急いで常温にしようとして、レンジや湯煎にかけ、うっかり溶かしバターにするのはダメです。
溶かしバターにしてしまうとふわふわ感が出ず、どちらかというとどっしりしたふくらまないケーキになりますよ。

バターと砂糖、卵をしっかり混ぜる

まず、大体どのレシピもバターに砂糖を混ぜる所から始まるかと思います。
ここの『バターと砂糖をよく混ぜる』というのがふわふわにする一番のポイント。
ここで気合を入れて、バターが白くふわふわになるまでよーーーく泡立て器で混ぜると、空気が含まれてケーキもふわふわになるという訳です。
バターを常温に戻しておくのは、ここでよく混ぜられるようにです。

卵も溶いておいて、少しずつバターに加えながらしっかり混ぜ込みましょう。
ちなみに卵も常温に戻しておくのですが、冷たい卵だとバターが固まって分離する事があるからです。
分離してしまうとうまく膨らみません。牛乳を入れるレシピの場合も同じです。

もし、バターと卵が分離してしまったら、ちょっとだけ湯煎にかけながら混ぜてみましょう。
バターが柔らかくなってなめらかになり、きれいに混ざればOK。
湯煎にかける場合は決してバターを溶かさぬように気を付けて…


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カップケーキが固くならない方法は?

ふわふわにならない、しっとり感がない、それ以外にカップケーキが固くなるという事態も発生します。
作りたてはふんわりしておいしいのに、時間が経つにつれカチカチになったり、そもそも最初から膨らまないで固いというものもあります。
そうなるとおいしくありません。
そこで、こうなる原因と固くならない方法についても見ていきましょう。

粉を入れてから混ぜすぎ

まず、固くなるのがあまり膨らまないからというのであれば、粉を入れてから生地を混ぜすぎてしまった事が考えられます。
小麦粉を入れてから混ぜすぎると粘着力の強いグルテンができ、これによって生地が膨らみづらくなり、さらに冷めた後は固まるのでケーキが固くなります。
(グルテンは小麦粉に水を入れて練らないとできない)

ですので生地を混ぜすぎないように、小麦粉を入れたら泡立て器ではなくゴムべらでサクサク混ぜましょう。
ひらがなの『く』の字を書くようにして切るように混ぜ、粉っぽさがなくなればOKですよ。

焼き過ぎ・オーブンの温度が高い

ケーキを焼いている時間が長いと、その間に水分も飛びますので固くなります。
オーブンもそれぞれクセがありますし、焼くケーキの量や使う型の素材にもよりますので一概にこうとは言えない所もありますが、焼き時間は目安は小さ目のカップケーキは12分~20分位、マフィン型くらいでも15分~20分位です。
今までそれ以上の時間で焼いていて固くなっているようであれば、ちょっと短めの時間にしてみるといいかと思います。

また、オーブンの温度が高いとカップケーキの中心部分が焼ける前に水分が飛んでしまうので固くなりやすくなります。
設定温度はオーブンレンジなら170℃~180℃、ガスオーブンの場合は火力が強いので少し低めの160℃~170℃が目安です。

電子レンジを使って作った

カップケーキには電子レンジで加熱して作るものがありますよね。
このレンジを使う作り方だと、すぐに固くなる事が多いのです。

電子レンジという機械は、マイクロ波を食品に当て、食品の中の水分を振動させて摩擦を起こして熱を発生させるものです。
(ですので水分がなければ温かくならない)
加熱されるのが水だけですので、温まった水分は水蒸気となってすぐ蒸発してしまいます。
そのためカップケーキ内の水分がすぐに飛んでしまうので、電子レンジを使って作ったケーキはすぐに固くなるのです。

作ってすぐに食べるのであれば電子レンジでケーキを作るのでもいいのですが、時間が経ってから食べるのであれば、オーブンで焼くか、いっその事蒸し器で蒸した方が固くなりませんよ。

焼いている途中でオープンを開けた

「あ!トッピングのアーモンドを忘れた!」とかの理由でケーキを焼いている途中でオーブンを開けたりすると、うまくカップケーキが膨らまなくなって固くなる事があります。
これは、オープンの中の温度が扉を開ける事で一気に下がり、ケーキの生地も冷えて膨らんでいるものがしぼんでしまうからです。
ですので、のぞいてみて上手く焼けているようであれば、焼きあがるまではオーブンを開けないようにして下さいね。
もちろん焦げそうになった時は別ですよ。

最後に

カップケーキは手順が簡単ですが、おいしく作るには材料をちゃんと計って、レシピ通りの分量で作る事が大事です。
できればレシピも料理の先生が出しているものの方が失敗は少ないかと思います。
そして材料を常温に戻す、バターしっかり混ぜる、分離させない、粉を入れたら混ぜすぎないなどのポイントを押さえれば上手くいくはずですよ!
簡単だけど意外と奥が深いですね。
上手にできたら周りの人にも振舞ってあげてくださいね!

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