米麹の甘酒の保存と日持ち期間 冷凍はできる?栄養や効果は変化はする?

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家で米麹の甘酒を作った時、保存できるのはどれくらいの期間なのでしょうか?

作ってみると結構時間がかかりますから、手間を省くためにも多めに作って作り置きしておきたいですよね。

でも、米麹甘酒はどれくらい日持ちするのでしょうか?
菌でお米を発酵させて作りますから、冷蔵庫に入れて何日位持つのか気になります。

冷凍できると長持ちしそうですが、凍らせても大丈夫なのでしょうか?

また、栄養豊富と言われる甘酒ですが、保存中に栄養が減ったり効果が無くなったりするのでしょうか?

そんな疑問を解消すべく、米麹甘酒の保存方法や日持ち期間、保存後の栄養についてお伝えしていこうと思います。

check! ⇒ 甘酒の作り方の疑問・解決策のまとめ

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米麹甘酒の保存と日持ち期間は?

米麹甘酒はご飯と米麹を魔法瓶や炊飯器に入れておけば作れますが、完成するまで8時間位かかります。
放っておけば菌が勝手に作ってくれるのですが、温度管理をちゃんとしないと失敗します。

結構手間と時間がかかるんですよね。

これを少しずつチマチマ作るのは大変ですから、一度に多めに作って保存しておきたいですよね。

でも生きた麹菌がいますから、そのままタッパーなどに入れて冷蔵庫に保存してもいいのでしょうか?
保存中も発酵が進んでダメにならないか心配です。

まずはどうやって冷蔵庫で保存するといいのか確認してみましょう。

米麹の甘酒を冷蔵庫で保存するには

これは筆者が毎回やっているので自信を持って言えるのですが、

米麹の甘酒は、タッパーに入れて冷蔵庫で一週間程度なら問題なく保存できています。

甘酒が完成したらタッパーに移し、フタをせず完全に湯気が出なくなるまで冷まします。
完全に冷めたらフタをして冷蔵庫に保存です。

飲む時は乾いたスプーンで必要な分だけすくい出して下さい。

この保存で気になるのが菌の事ですよね。

実は麹菌は甘酒を作る過程でほぼ死滅していて、残っているのはデンプンを糖に変える酵素です。
この酵素は冷蔵庫のような低温では働きが弱まります。
とはいえ弱い力ながらも活動はしています。

あまり長い期間保存していると酸っぱくなったり茶色く変色してきます。
なので甘酒を作って冷蔵庫で保存する場合は出来るだけ早めに飲み切るようにして下さいね。

米麹甘酒を冷蔵庫で日持ちさせたい場合は

冷蔵庫で米麹甘酒を保存する時、ちょっとひと手間加えるともう少し長く日持ちできるようになります。

そのひと手間とは『火入れ』です。

火入れとは、高温で加熱する事で酵素の働きを完全に止め、雑菌も熱で消毒する事です。

やり方は非常に簡単。
米麹の甘酒を鍋で一度沸騰させるだけです。

甘酒の温度が70℃以上の状態が10分程度続けばOKです。
5分も10分も沸騰させず、サッと煮立たせるだけで大丈夫です。

こうして火入れした甘酒は2~3週間は冷蔵庫で保存できると言われています。

ですが、やっぱり火入れ後も早めに飲み切った方がいいですね。

ちなみに筆者は米麹甘酒を一週間分まとめて作ります。

作った甘酒は完全に乾いた密封容器に入れて冷蔵庫で保存しています。
容器の消毒とかはしていませんし、甘酒も火入れしません。
我が家の場合はこの状態でも一週間は何の問題もなく飲めていますよ。

実はこのやり方で保存してから10日経った物も飲んだ事がありますが、筆者の家の場合は10日でも全然平気でした。

ただしそれ以上経った物は怖くて飲めません…

米麹の甘酒は冷凍できる?

米麹甘酒は冷蔵庫で約一週間、火入れすればもう少し長く保存できます。

でも、冷凍ならもっと安心して保存できますよね。
傷む心配もないですし、長期保存もできますよね。

実は米麹甘酒なんですが…もちろん冷凍できます!

冷凍方法はジッパー付きの冷凍保存袋に甘酒をダーッと入れて空気を抜いて平らな所に置いて冷凍します。

冷凍庫に入れて30分位経った完全に凍っていない時にスジをつけておくといいですよ。
そうすると必要な分だけスジの所でパキッと割って使う事が出来て便利です。

また、一度甘酒を製氷皿に注いで凍らせ、凍った甘酒を冷凍保存袋に移して保存するのも便利です。
キューブ状の甘酒氷を一つずつ取り出して使えます。

ただしドロッとした濃い甘酒の場合は凍らせてもシャーベット状にしかなりません。

製氷皿は使えませんのでご注意を。

濃い甘酒の冷凍は保存袋の他、冷凍保存可能なタッパーもオススメです。
タッパーで冷凍した濃い甘酒はアイスクリームのようにすくって使う事ができますよ。
(薄い甘酒の場合、タッパー冷凍だとガチガチの氷の塊にしかなりません)

このように甘酒を冷凍した場合、しっかり密封しておけば半年は保存できます。

冷凍後の甘酒は常温で解凍してから温めたり熱湯を注いだりして飲んで下さい。


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米麹の甘酒の栄養は保存すると変化する?

甘酒はただ飲みたいからという理由だけでなく、栄養や発酵食品ならではの効果を期待して飲む事が多いですよね。

そうなると気になるのは保存後の栄養の事です。

大抵の物は古くなると栄養が減りますから、甘酒も作ってから時間が経つとビタミンやアミノ酸が減ってしまう気がしますよね。

この保存後の甘酒ですが、作ってからそのまま冷蔵庫で保存したり冷凍した物に関しては特に栄養の変化はありません。

栄養が変化するのは火入れした甘酒です。

甘酒にはビタミンが含まれています。
ビタミンは熱に弱いため、火入れで加熱した時にビタミンも減ってしまいます。
変化するのはビタミンの量です。

ちなみに麹菌の酵素も熱で不活性化していますが、これは栄養や甘酒の効果には影響はありません。
カラダが欲しいのは酵素の生きたパワーではなく菌や酵素の組織(細胞)だからです。

最後に

米麹で作った甘酒は冷蔵庫でも冷凍でも保存できます。
早めに飲み切れるなら冷蔵庫、長期保存するなら冷凍ですね。

思ったより長持ちしますが、冷蔵庫で保存するなら早めに飲んでしまうようにして下さい。
甘酒は糖が多く菌に好かれますから、雑菌が入らないように保存して下さいね。

こちらもcheck! ⇒ 甘酒の作り方の疑問・解決策のまとめ

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