夏のお弁当のご飯の傷みを防ぐ!早く冷ます方法や梅干しなどを使うコツ

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梅雨から夏にかけて、湿気が多く暑い時期にはお弁当が傷まないか心配ですよね。
お弁当にはご飯を持って行く事が多いかと思いますが、ご飯が一番ダメになりそうな気がしませんか?
この時期は傷まないように対策をして持って行った方が安心ですよね。

でも、ご飯の冷まし方や梅干しなどのアイテムを使うコツなど、何か漠然としたイメージしかなかったりしませんか?
そんな訳で食中毒を防ぐため、夏にお弁当に持って行くご飯が傷みにくくするにはどうしたらいいか、ここでおさらいしておきましょう。

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夏のお弁当のご飯を傷みにくくするには?

お昼にお弁当箱のふたを開けたら何だか異臭が…

そんな事になっていたら作った方も食べる方もやりきれないですよね。
大人なら外食やコンビニ弁当に切り替えられますが、中学生や高校生ではなかなかそうはいきません。

また、食べる前に気付けばいいのですが、食べてお腹を壊してしまったら大変です。

そうならない為に、夏場はお弁当を作る時や食べるまでに置いておく場所に気を付けなくてはなりませんね。

おかずもですが、特に水分の多いご飯は傷まないか心配です。
夏場に米、ご飯を持って行く時に傷みにくい方法を確認しましょう。

夏のお弁当でご飯を持って行く時に注意する事

ご飯を傷ませないようにするには、とにかく雑菌の繁殖を抑える事が一番大事です。
雑菌を増やさない為には以下の事に注意しましょう。

①最初の手洗いが肝心

基本的な事ですが、最初にしっかり指先、指の間まで手を洗うようにしましょう。
しっかり洗って、よーくすすいで、清潔なタオルでふきましょう。

手を洗うだけでなく、食品にも使える消毒液を手をシュッシュして除菌してからお弁当を作ると更に効果的です。

更に中身を詰めるお弁当箱も消毒液で殺菌しておけば菌の繁殖を防げますね。



②完全に冷ましてからフタをする

よく言われる事ですが、ご飯をよく冷ましてからフタをしましょう。

わずかでも湯気が出ている状態だと、お弁当箱のふたに水滴がついて菌が繁殖しやすくなります。

目安としては湯気が確認できず、手をご飯の上にかざしたり、お弁当箱の底を触って温かさを感じなければOKです。

③保冷バックと保冷剤を使う

食中毒菌の大好きな温度は30℃から37℃です。

ですので、お弁当を30℃以下にキープできれば安心ですね。

できるだけ低い温度にしておけるように、お弁当箱は保冷バックに入れ、保冷剤をお弁当箱の上に置いて持って行きましょう。

冷気は下に流れるので、保冷剤を入れるのはお弁当箱の上がいいですよ。

また、保冷剤の代わりに小さいゼリーを凍らせた物を使うと、保冷バックの中を冷やしつつ、お昼には解凍されてデザートになりますので一石二鳥ですよ!

夏のお弁当のご飯を早く冷ますには?

ご飯は一番最初にお弁当箱に詰めておいて、おかずを作ったり他の用事をこなしているうちに冷ますのが効率的なのですが、できるだけ早く冷ましたい時もありますよね。

急いでご飯を冷ましたい時は、大きめの平らなお皿にご飯を広げておくと早く冷めます。

お皿にご飯を広げておくだけでも割と早く冷めますが、うちわであおぐと更に早く冷めます。

うちわではなく扇風機の風を当てるという手もありますが、水分が飛び過ぎてご飯が固くなってお弁当箱に詰めづらくなります。

程々にしておきましょう。

扇風機利用の場合はホコリがご飯に付かないように注意です。

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夏のお弁当に梅干しなどを入れる時のコツと効果

夏のお弁当で注意しなくてはいけない事は雑菌を繁殖させないことです。
基本的な方法は先程の3点『手洗い・完全に冷ます・できるだけ低温に保つ』です。
とりあえずこの3点を注意していれば、お昼に食べるのであれば問題はないでしょう。

ご飯を傷みにくくするアイテム

この基本3項目の他にこれらのアイテムを使うと抗菌効果アップが期待できます。

お弁当用の抗菌シート

市販の『お弁当用抗菌シート』を使う手があります。

わさびやからしの成分をしみ込ませたシートをお弁当の上に乗せておくと菌の増殖が防げるものです。

コンビニでお弁当を買うとフタと食べ物の間に透明なシートがありますよね。
アレもそうです。

これは乗せておくことで、フタをして密閉したお弁当箱の中に成分を充満させて菌を増やさないようにする仕組みです。

ペロッと一枚乗せておくだけでいいので楽です。

梅干し

定番の梅干しです。
梅干しには「クエン酸」などの有機酸の他、「ベンズアルデヒド」という成分が含まれており、それによって食中毒菌を抑える効果があります。

夏のお弁当に梅干しを使う時のコツ

梅干しは菌を抑える効果がありますが、殺菌している訳ではありません。

あくまでも『増えにくくする』のです。

梅干しをご飯の傷み防止に使うなら、中心に一個入れるのではあまり効果はありません。

せいぜい梅の半径1cm位にしか効果を発揮しませんので、梅干しをちぎったり包丁で刻んだものをご飯の上に均等に散らしたり、混ぜ込むといいですよ。

梅だけでなくシソも加えると抗菌効果アップが期待できます。

また、梅干も現在市販されている減塩タイプやはちみつ漬け等は効果は薄れます。
塩分だけでなくクエン酸の量も少ないからです。

一番効果があるのは、昔ながらのやり方で漬けた「すっぱくてしょっぱいおばあちゃんの梅干し」です。

しょうが・わさび

しょうがやわさびも、梅干しと同じ効果があります。

しょうがであれば『しょうがごはん』を炊いておくのもいいですね。

作り方は↓をご参照ください

⇒しょうがごはんの作り方 パート1 簡単に市販の白だしを使うバージョン

⇒しょうがごはんの作り方 パート2 白だしがない場合

わさびに関しては色気がないですが筆者おすすめの「わさびご飯弁当」もご紹介します。

■作り方

①お弁当箱にごはんを詰める

②チューブのわさびをご飯の上に均等にのせる。量はお好みで。

③ミニパックのかつお節としょうゆを用意して一緒に持って行く。

④お弁当を食べる時にご飯にかつお節としょうゆをかけて食べる。

筆者は普段からワイルドな弁当しか持って行かないので平気なのですが、こういった地味とかワイルドな弁当に抵抗がなければ結構おいしいのでおすすめです。

味も好みがあると思うので、お弁当として持って行く前に家で試食した方がいいかもしれません。

梅干し・しょうが・わさびの抗菌以外の効果について

梅・しょうが・わさびは食品についた雑菌が増えないようにする働きがありますが、それ以上に体の消化機能を高めて、食中毒菌に負けないよう手助けをしてくれる効果があります。

梅干しの酸っぱさの素であるクエン酸などの有機酸、しょうがとわさびの辛み成分が体の消化器官を刺激して、胃液などの消化酵素の分泌を促してくれるからです。
簡単に言うと胃液がよく出るようになるという事。

胃液の酸はとても強く、健康な状態であれば菌が口から入ったとしても胃酸で死にますので、食中毒菌に感染したりお腹を壊すに至らない事がほとんどです。
このように梅干し・しょうが・わさびは体が元々もっている抵抗力を後押しすることで食中毒を防ぐ手助けをしています。

まとめ

暑くて湿気が多い時期は普段より食べ物の衛生面に気を付けたいですね。
楽しみなお昼のお弁当ですから、おいしく食べられるようにしていきましょう。

夏場に関しては、お弁当のご飯を傷みにくくする基本3項目『手洗い・完全に冷ます・できるだけ低温に保つ』は守るようにしましょう!

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