浴衣の暑い時期の対策 肌着や補正、生地など涼しく着る対処法をご紹介

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夏には浴衣を着てお出かけする機会が多いですが、意外と浴衣は暑いです。
特に補正したりする事もあり、布が重なる帯の下は熱がこもります。
暑くて汗をたくさんかいて蒸れてきたりします。

そんな蒸し暑い時期に浴衣を着る時には何か対策が取りたいですよね。

肌着や生地、暑さ対策のグッズなど、涼しい着こなしができるように対処法をご紹介していきます。

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浴衣の暑い時期の対策

まずは浴衣の暑さ対策ですぐに簡単にできる方法をご紹介します。

衣類用の冷感スプレーを使う

『ひんやりシャツシャワー』とか『シャツクール』など、衣類にスプレーする冷感スプレーを肌着に吹きかけておきます。
香りもミント系なのですっきりしています。
ただ効果の持続時間は30分~1時間位です。

敏感肌だと直接肌に触れる肌着にスプレーするとヒリヒリしてくるかもしれません。
心配なら浴衣の内側にスプレーした方がいいですよ。

体用冷却シートを脇の下に貼る

体の熱を下げるには脇の下を冷やすと効果的です。
『冷えピタ』や『熱さまシート』などの体用の冷却シートを脇に貼って体の熱を下げるという手もあります。
ただし気になる方はシートを貼っている違和感が嫌かと思います。

冷却シートを貼る時に汗をかいている状態だとはがれやすくなりますので、肌をしっかり拭いてから貼ります。

冷却ジェル、冷却クリームを体に塗っておく

メントール入りの冷却ジェルなどを塗っておくと体感温度が下がって涼しく感じます。
塗る場所は『脇・首筋・足の付け根』が一番効果的です。

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こういう物です

ただしこれは肌が弱い方やお子さんにはおすすめできません。
メントールの刺激で肌がヒリヒリする事があります。

メントールが付いた手でうっかり目のまわりに触れると目を開けられなくなります。
使用には注意が必要です。

ご紹介したものはすぐにできる暑さ対策の方法です。
さらに肌着や浴衣や帯で涼しく着こなす方法をご紹介します。

浴衣の肌着は暑い日はどうする?

通常着物の下には長襦袢やら補正パットやら和装ブラジャーなどかなり暑苦しい物を付けますね。

が!

こんな蒸し暑い時期に浴衣を着る時にそんなもの仕込んではいられません!

そんな訳で涼しく着られる浴衣のインナーをご紹介していこうと思います。

胸周り

着物を着る時用の和装ブラというものがありますが、これは付けません。
コルセットみたいなものですからゴツいですし暑い!
かゆくもなります。

ブラに関しては胸のサイズがA~Cカップまでならノーブラで大丈夫です。
バストの大きさがCカップ以上ならスポーツブラなどのノンワイヤーで楽につけられるブラをしましょう。
バストが浴衣の中で動くと衿元が崩れやすくなります。

肌着

一番楽なのは夏用のワンピース型の着物スリップです。
これがあればお腹周りに布が重ならないので暑さは軽減されます。

着物スリップがない場合は

  • 上半身:夏用の肌襦袢
  • 下半身:夏用の裾除け、又はひざ丈より長い綿のペチコートやステテコ

肌襦袢は袖があって暑そうですが、身八口が開いているので風が通ります。
また、ワキ汗が浴衣に染みるのを防ぎます。

もっと簡単にするなら

  • 上半身:カップ付きのキャミソールやタンクトップ
  • 下半身:ペチコートかステテコ

これでも十分です。
ただ、浴衣が生成りなど透ける生地の物だと脇のラインが透けて見えてしまうので肌襦袢を着た方がきれいに見えます。

裾避けなどの下半身の肌着は必要?

暑いしスカートを履く時のように浴衣も足回りの肌着はいらないんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、着物や浴衣を着る時には裾よけやペチコートなどの下半身の肌着は絶対あったほうがいいんです!

浴衣は前で左右の見頃を合わせて二枚重ねになるので正面に関しては透けにくいです。
しかし背面は一枚だけです。
結構お尻や足のラインが透けて見えます。
後ろ姿は自分では見えないのでなかなか気付けません。

さらに風が吹くと浴衣の裾がめくれ上がったりもします。
太もものあたりまでめくれて見えそうになる事もあります。

ですので体のラインの透け防止、チラ見え防止の為にも裾避けやステテコは履いておいた方がいいですよ。

浴衣の補正が暑い!

着物を着る時に付きものの補正!
これも暑い夏はしたくないですね。
補正をするかしないかは個人の判断になりますが、タオルをお腹周りに巻く補正は浴衣でもしておいた方がいいです。

なぜなら汗取りにもなりますし、後ろが平らになるので帯をしっかり締める事ができるからです。
帯にシワができるのも防げます。

また、絹の帯の場合は汗が染みると傷んでしまいますし、汗で湿る事で浴衣や帯が色移りする事もあります。

着物を着る時のように補正をたくさんする必要はありませんが、できる事ならタオルで補正をしておくといいですね。

補正のタオルは麻(リネン)生地の物が暑くなりにくくておすすめです。
吸汗放湿効果が高いですので、綿のタオルより全然涼しいですよ。


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浴衣の暑い時期の生地で涼しいのは?

肌着や浴衣自体の生地の素材によっても熱がこもって暑くなります。
涼しく着こなせる素材は何か確認してみましょう。

肌着の生地でおすすめ

肌着でおすすめは綿のクレープ生地の一重の物です。
こういった生地だと汗も吸いますし涼しく着られます。

ガーゼ素材はとにかく暑いですのでやめておきましょう。
また、化繊は暑いだけでなく汗で肌に張り付いたり、こすれて痛くなる可能性もあります。

浴衣の暑い時期の生地でおすすめ

生地の素材は麻混がおすすめです。
生地によって割合も違いますが、麻が入ってた方が多少でも涼しいです。
麻のみだと透けやすいですので、綿麻で割合が50%ずつの生地だと着こなしやすいです。

ちなみに綿の浴衣は夏の着物のなかで一番暑く、特に綿コーマ生地は暑いです。

ポリエステルも吸水性や速乾性があるものならだいぶ楽かと思います。
最近のポリエステル製の浴衣には涼感仕様の素材の物もありますので、そういった物なら暑さがだいぶ和らぐのではないでしょうか。

浴衣の帯で暑い時期におすすめ

一番浴衣を着ていて熱がこもるのが帯回りですね。
締付けている上に布を何重にも重ねますので暑いです。
この部分も通気性が良い素材を使うといくぶんか楽になります。

帯も好ましいのは麻100%の物です。
腰紐や伊達締めも麻素材にすると蒸れにくいです。

帯板(前板)を使う場合も夏用のメッシュ素材にすると通気性が良くて熱がこもりにくくなります。

最後に

気温も湿度も高い時期は普通の洋服を着ていても暑いです。
ましてや浴衣は胴回りに帯を巻いて布が重なりますので、暑さ対策はしておかないと大変つらいです。
熱がこもると熱中症になる危険もあります。

せっかく素敵な浴衣を着てお出かけするのですから、メントール入りのアイテムを使ったり身に着ける物の素材を通気性のいい物にして、できるだけ涼しく過ごせるようにしておきましょう。

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