坐骨神経痛のタイプ確認 狭窄型坐骨神経痛とヘルニア型坐骨神経痛

「坐骨神経痛」とは病名ではないとこちらで書きました。
坐骨神経痛をもたらす病気のほとんどは脊椎の変形する腰椎疾患がほとんどです。
そして約10%はそれ以外の病気などが原因です。←筆者はこれだった
ここでは坐骨神経痛をもらたす2大腰椎疾患(整形外科で腰に原因があると見つかるタイプ)についてざっくり見てみましょう。

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あなたはどのタイプ?坐骨神経痛3つのタイプの見分け方診断

まずは自分がどう痛いのか確認してみましょう。

・立って上半身を後ろに反らせると痛みが増す → 狭窄型坐骨神経痛
・立って上半身を前に倒すと痛みが増す    → ヘルニア型坐骨神経痛
・前に倒しても後ろに倒しても痛みが増す   → 狭窄型とヘルニア型の合併型坐骨神経痛

各症状については下記へ
合併型の方は両方のタイプが同時に起こっていますよ。

  • 前にも後ろにも痛すぎて倒せない…という人は早急に医者へ!なぜなら脊椎の疾患が悪化している可能性があるからです!

■狭窄型坐骨神経痛

こちらは腰部脊柱管狭窄症という病名です。

病気の原因としては背骨の中にある神経の通っている管(脊柱管)が狭くなって神経を圧迫して炎症が起こって痛くなります。
上半身を後ろに反らすと痛みが増すのは、この脊柱管がさらに圧迫されるためです。
前に倒すと楽になります。
腰部脊柱管狭窄症は割と50歳以上の中高年の方に多い病気です。

・なぜ脊柱管が狭くなるのか?

年齢を重ねるうちに老化によって脊柱管の骨がもろくなったり、周りのじん帯が厚くなったり、椎間板(背骨と背骨の間にあるクッション)の水分が失われて薄くなったりすると脊柱管が変形しやすくなるからです。

・どんな症状か?

  • 腰から足にかけての痛みやしびれ
  • 足の脱力、股間に熱さを感じる、足の裏の感覚がおかしい
  • しばらく歩くうちに足腰の痛みやしびれ、ふくらはぎの張りで歩けなくなる
  • (間欠跛行(かんけつはこう))
  • 立ちっぱなし足腰の痛みやしびれで立っていられなくなる。
  • あお向けで寝ていても足腰の痛みやしびれが起こる。横向きで寝ると改善する。

さらに悪化すると…

排尿障害(おしっこが最後まで出切らない、尿漏れ、排尿感が鈍いなど)

・狭窄型坐骨神経痛でやってはいけない事

  • 体を後ろに反らさない
  • 長時間の立ちっぱなし、歩行

タイプがどちらでも共通して言えることは「痛い時は無理をするな!」という事です。効果があるというストレッチや運動も控えて安静にしましょう。
筆者の個人的な意見ですが、ただでさえ神経が炎症を起こしているのに、さらにその傷口をえぐるような事をしたら悪化すると思うからです。

■ヘルニア型坐骨神経痛

こちらは腰椎椎間板ヘルニアという病気です。

「ヘルニア」とは臓器などが本来あるべき位置からずれた状態の事です。
なのでここでは「腰椎(腰の背骨)の椎間板(骨の間のクッション)がヘルニア状態(ずれた)」という事です。
椎間板をゆで卵で例えるとこんな感じになっています。

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この骨と骨の間にあるクッション椎間板の繊維輪(たまごの白身)が裂けて中の髄核(たまごの黄身)が飛び出します。
飛び出した髄核が後ろにある神経を圧迫して痛みが出ます。
背中の方にヘルニアが飛び出すので体を前に倒すと椎間板が強く圧迫されて痛みが増します。

なぜヘルニアになるの?

長時間姿勢が悪かったり同じ姿勢を続けることで椎間板に無理な力が加わる事が原因。
比較的若い人になる人が多いです。
また、デスクワークや自動車のドライバー、看護や介護など仕事で中腰の姿勢でいる人も多くいます。
意外にも腰に負担がかかる重労働の人には多くないそうです。

どんな症状か?

  • 腰痛と下肢の痛みやしびれが伴う。
  • 通常はまず腰が痛くなり、症状が悪化すると坐骨神経痛も出てくる。
  • 坐骨神経痛だけの場合もある。
  • 足の症状は片足だけの場合と両足に出る場合がある。
  • 坐骨神経痛が多いが足の付け根や太ももの神経痛も見られる。

悪化すると…

  • 腰や背中がこわばって腰を前後に曲げるのがむずかしくなる
  • 歩くと足や腰が痛くなって歩けなくなる
  • 足に力が入らない
  • 足やおしりにしびれを感じたり感覚が鈍くなる。排便、排尿障害が出る

※腰椎椎間板ヘルニアは自然に治ることが多いが再発することもあります。
 自然と飛び出した椎間板が小さくなって元の位置に戻ることが多いそうです。
 ただし素人判断は非常にキケンです!

・腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけない事

  • 前屈はダメ!
  • あぐら、横座りをする、足を投げ出して座る
  • やわらかいソファに座る
  • くしゃみは慎重に
  • 腹筋運動は禁止!

■他、坐骨神経痛に関係する病気

参考までに

  • 腰椎分離症
    激しい運動をする小学生~高校生に多い。いわゆる疲労骨折。
  • 分離すべり症
    背骨をつなげている部分が分離して骨が前に滑っていく。
  • 腰椎変形すべり症
    骨と骨の間の椎間板や椎間関節が変形して骨が前に滑る。中高年の女性に多い。

すべり症のイメージ ↓

狭窄型坐骨神経痛のところでも書きましたが、「とにかく痛い時は無理するな!」です!
安静に、痛い所に負担がかからない動きで生活しましょう!
腰は大事です!

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