春に眠い原因と眠気を解消する方法 異常な位なら病気の可能性も

春眠暁を覚えず―

その昔、中国の孟浩然(もうこうねん)という詩人がそう言っておりましたが、
それから1,300年経った現代でも人々は春の眠さでうつらうつらしています。

休みの日ならいつ寝ても問題はありませんが、日中は学校や仕事ですので睡魔に襲われると困ります。
そのまま睡魔の誘惑に引きずられて眠る事ができれば至福極まりないのですが、日中は絶対に眠りに落ちる訳にはいきません。

何とか眠気を覚まそうとつらい努力をしますよね。

なぜ春は普段より眠くなるのか?
効果的な眠気覚ましの方法はないのか?

その辺について確認していきましょう。

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春にとても眠い原因は?

冬が去って少しずつ陽気が良くなってきた頃…眠いですね。
なぜ春になってこんなにも眠くなるのか、原因を確認してみましょう。

春に眠いのはなぜ?

大きな原因の一つが自律神経です。
自律神経は自分ではコントロールできないもので、交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)が交互に働いて体のバランスを整えています。
この二つが同時に働くことはありません。
自律神経の乱れによって夜の眠りが浅くなっている事が考えられます。
原因は、ストレス、不規則な生活、疲れ、季節の変わり目、生活環境の変化などがあります。

夜眠る時にはもちろん副交感神経が優位に働きます。
ところが自律神経が乱れると、夜でも交感神経(緊張)が働いて寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったり、眠りが浅くなったりします。
それで睡眠不足になって、朝の目覚めが悪かったり、昼間に眠気やだるさなどが起こったりします。

自律神経について詳しくはこちら

春の天気による自律神経の乱れ

春は新生活の始まりです。
入学・入社・転職などで大きく環境が変わる事もあれば、同じ環境でも人が異動したりして多少なりとも変化があります。
こういった環境の変化によるストレスで自律神経が乱れる事が多いですが、この時期は天候によって知らず知らずのうちに体が影響を受けています。

気圧の変化

春は晴れたり曇ったり雨の日が多かったりと天気がコロコロ変わりますよね。
晴れると高気圧、雨が降ると低気圧と天気に合わせて気圧も変化します。
こちらで詳しくご紹介していますが、気圧の変化というものは目には見えないものの体に結構影響を及ぼします。
それが自律神経を乱す原因でもあります。

寒暖の差

天気の他、春は日によって寒暖の差が大きい事が多いです。
晴れて暑い位に暖かい日もあれば、突然雪がちらつく程寒くなったりします。
この気温差によっても自律神経が乱されます。

また、冬は寒いため交感神経(緊張)が働きやすくなっています。
それが春になってポワーンと暖かくなると、反対の副交感神経(リラックス)が優位になってきます。
それにより昼間でも眠くなります。

体温の変化の影響

春になって気温が上がってくると、冬の間は体内から発散しないようにしていた体の熱が体の外に放出されるようになります。
それにより体内の温度が下がります。
実は毎日私たちの体は夜になるにつれ体温が下がっていき、眠りに入る準備をしています。
それと同じように気温が上がって体の熱が放出され、体内の温度が下がると昼間でも眠気が襲ってきます。

春の眠気の解消法

昼寝ができれば最高です。
眠い時に寝られるというのは本当に幸せです。

ですが学生も社会人もそうは言ってられません。
学校では授業があり、社会人は仕事をしなくてはなりません。
ですから何とかしてこの春の睡魔を追い払わなくてはならないのです。

しぶとい眠気。
いかにして睡魔と戦うか、その方法をご紹介します。

眠気の解消法

取返しのつかないミスをすれば一気に眠気は覚めますが、
そんなミスをしないように眠気をはらわねばなりません。

まずカーディガンやジャケットなどを脱いで薄着になりましょう。
また、ダラっとした姿勢は眠気を誘いますので、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。
その上で以下を試します。

ツボを押す

合谷(ごうこく)というツボが手にあります。
探す目安は手の親指と人差し指の骨の付け根の所です。
下の画像で赤く印が付いた所あたりにあります。

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正確には親指と人差し指の骨がつながっている骨の上よりちょっとずらした肉の上です。
反対の手の親指で力を入れて押すとツーンと痛気持ちいい所です。
そこをぐーっと5秒押して少し休み、また5秒押して…と何回か繰り返します。
合谷は押したツボと反対側の脳の血流を活発にするツボです。
(右手のツボを押したら左脳の血流というように)

息を止める

ただ息を止めるのではなく、限界まで、生命の危機を感じる手前まで止めます。
これで脳が「寝てる場合じゃない!」と起きてくれます。

息を限界まで吐く

これはとにかくお腹から息を吐き続けて、完全に肺から空気が無くなる限界まで吐き続けます。
途中前にうずくまる姿にもなりますが、とにかく息を吐き続けましょう。
吐ききったら5秒止めます。
これを何回か繰り返します。

足を浮かして腹筋を鍛える

イスにすわっている状態なら姿勢を正し、足を浮かします。
かなり腹筋を使いますが腹筋だけを使い、手で支えないように。
限界まで続けます。
合わせて『息を止める』や『息を吐き続ける』ができると更に効果アリ!

席が外せるなら上記の他こんな方法があります。

深呼吸

外に出て新鮮な空気を吸いましょう。
深呼吸して酸素を取り入れます。

冷水で手を洗う

冷たい水による刺激で交感神経を呼び覚まし目を覚ます作戦です。
袖をひじの上までめくれるような服であれば、ひじまで洗いましょう。
ひんやりした手で首や顔に触れるとさらにスッキリ。

顔も冷水で洗う

お化粧している人は無理ですが、手と併せて顔も洗うとシャッキリします。

体を動かす

軽い運動をして眠気を払います。
筆者が個人的にしてみて効果があったのはジャンプ100回(確実に10㎝は床から飛び上がる)、
ヒンズースクワット30回です。

大声を出す、歌う

これは非常に場所と状況を選ぶものですが…
大声で「わー!」でも「眠いよー!」でも「太陽のバカヤロー!」でも何でもいいから大声で叫ぶと目が覚めます。
歌えるのなら大声で歌うといいです。
大声で歌うと同時に大量の酸素を吸いますので、ワンコーラス歌えばもう目もパッチリ。
曲は「オー・ソーレ・ミーオ(私の太陽)」なんかがおすすめです。

いっその事仮眠をとる

できるのなら思い切って寝てしまいましょう。
可能なら20分睡眠がとれると一番いいです。
机に突っ伏したり、トイレだったり、車通勤の人は車のシートを倒して睡眠。
いずれも周りの人に起こしてもらうよう頼んだり、タイマーのアラームをセットして寝過ごし事がないように注意が必要です。

春だけでなくいつも非常に眠いのは病気の可能性もあり

夜間眠りが浅い訳でもなくしっかり寝ているはずなのに昼間も眠くてしょうがない、
寝ても寝ても寝足りない、休みの日は一日中寝てしまうというような症状が続くようであれば病気かもしれません。
日中眠くてしょうがないという症状が起こる病気は睡眠障害の病気であったり、他に患っている病気から併発している事もあります。

睡眠障害の病気

過眠症

ナルコレプシー突発性過眠症などがあります。
ナルコレプシーは思春期に発症しやすく、日中に強烈な眠気が起こったり、気付かない内に寝ていたという症状があります。
昼寝は短く、目覚めた後は非常にスッキリするそうです。

突発性過眠症は必要以上の睡眠時間があり、昼寝した際も数時間寝てしまうものです。
昼寝後もぼーっとして目覚めが悪く、いつまでも眠いのが特徴です。

睡眠時無呼吸症候群

いわゆる夜寝ている時に呼吸が幾度も止まる症状。
これは呼吸が止まっている事は自分では自覚が無いためわかりません。
症状は日中の眠気の他、だるさ、頭痛などです。
寝ている時は大きないびきをかいて変な呼吸をしていたり、呼吸が無くなっていびきが止まったりしますので、家族の人から指摘があるなら要注意です。
これは高血圧、虚血性心疾患、脳梗塞の発症要因にもなっています。

睡眠障害は病院は何科に行く?

こういった睡眠障害で病院に行く場合は精神科か心療内科となります。
数が少ないですが睡眠外来科があるならそこに行きます。
そこで専門家の診察を受け、病気であれば適切な治療をしてもらいましょう。

まとめ

本当に春は気持ちがよく、ウトウトと眠れるものなら眠ってしまいたい…
眠気が襲ってくる時、寝られれば天国、寝られる状況でなければ地獄です。

病気でない限りは自律神経の乱れが主な原因ですので、できるだけストレスを解消していく事が必要です。
スポーツをしたり趣味に励んだり、かわいいペットと触れ合うのもいいですね。
おいしいものを食べたり、アロマオイルやお茶などのいい香りを楽しんだりするのもよさそうです。

また、夜間の睡眠の質を良くするためにお風呂はお湯につかって体を温めてほぐす、
寝る前はスマホやパソコン、テレビを見ない、ハラハラドキドキする小説を読まないなど、寝る前には体と脳をリラックスモードに移行できているといいですね。

春の眠さは自律神経の乱れの他、慢性的な睡眠不足の可能性もあります。
できるだけ夜更かししないように心がけて良い睡眠を取るようにしましょう。

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