甘酒にアルコールは入ってる?濃度や飛ばし方のコツ、完全に飛ばす事はできる?

甘酒

甘酒にはアルコールが入っていないと一般的には言われています。
でも、なんだか少しお酒の匂いがするのもありますよね。

本当にアルコールは入っていないのでしょうか?
子供に飲ませる時や妊婦さんや授乳中の方、そして車の運転をする人は気になりますよね。

アルコールが入っているとしたらどれ位の濃度で含まれているのでしょうか?

そこで今回は甘酒のアルコールについて、その度数や抜き方、完全に飛ばす事ができるのかどうかをまとめてみました。

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甘酒にアルコールは入ってるのか?

甘酒は飲む点滴とも言われ、栄養が多い事で知られていますね。
美容や健康にいいと言われています。
そんな事から積極的に飲みたいという人も多いです。

そして日本では古くから飲まれているポピュラーな飲み物。
夏は夏バテ予防に良いといいますし、冬は嗜好品として、そして初詣の神社やお寺でもふるまわれます。

栄養価が高く小さな子供から年配の方まで世代を問わず飲まれている甘酒。

しかし!

甘酒にアルコールは含まれないと言いますが、その話は本当なんでしょうか?

なんといっても甘『酒』ですし。
中にはなんとなーく酒臭い物もありますし。

子供や妊婦さん、アルコールに弱い人はちょっと気になるその疑惑。

本当に甘酒にはアルコールが含まれないのか?
その話は信じてもいいのか?

まずはそこを確認したいと思います。

甘酒にアルコールは含まれるのか?

甘酒には種類が二つあります。

①麹菌でお米を発酵させて作ったもの(米麹甘酒)

②酒粕を水で溶いて砂糖を加えたもの

実は②の酒粕で作った甘酒にはアルコールが少量ですが含まれています。

酒粕はご存じの通り日本酒を作る時に出た搾りかすです。
お米を発酵させてアルコールが出来てから搾りますので、当然搾りかすにもお酒と同じようにアルコールが含まれています。

アルコールを含んだ酒粕をお湯に溶いて甘酒を作れば、甘酒アルコール入りになるという訳です。

じゃあアルコールが含まれない甘酒って?

アルコールが含まれない甘酒というのは①の米麹甘酒の事です。
こちらにはアルコールが含まれていません。

一般的にアルコール分が0%と言われる甘酒は米麹甘酒の事ですよ。

米麹で作った甘酒はご飯のデンプンを麹菌の力で糖に変えて甘くした物です。
材料もお米と麹菌だけですし、麹菌だけではアルコール発酵もしません。
(アルコール発酵するには酵母菌という別の菌が必要)

ですので、アルコールが心配な人は米麹甘酒を選ぶようにして下さいね。

甘酒にはアルコールがどれくらい入ってるの?

お伝えした通り、アルコールが0%の甘酒は米麹甘酒の事です。

でも、酒粕で作った甘酒も一般的にたくさんの人に飲まれていますし、子供が飲む事もあります。

今まで飲んでいたけど大丈夫だったのか?
そもそもアルコールはどれくらい入っているのか?

アルコールは加熱によって飛ぶと言います。
酒粕で甘酒を作る時に火にかけるからアルコールが飛んで0になると思いますよね。

酒粕を甘酒にした時にどれくらいアルコールが残るのか?
そこも確認してみましょう。

甘酒と酒粕のアルコール度数

日本には酒税法というのがあります。
この酒税法ではアルコール度数が1%未満の場合、お酒とはみなしません。

更に1%未満の物を細かく分けると、0~0.05%のものがノンアルコール飲料、0.05~1%未満のものを低アルコール飲料となります。

市販の酒粕で作った甘酒はどれもアルコール度数が1%以下になるように作られています。

だからお酒コーナーでない所でも売っているんですね。

そして酒粕自体のアルコール分は6~8%です。
実はこの度数はビールと同じなんです。

甘酒は酒粕を水に溶かして薄めて加熱して作りますから、甘酒になった時には大体酒粕のアルコール度数の1/10位になります。

なので甘酒のアルコール度数は0.6~0.8%位です。
ただ、酒粕と水の割合や加熱具合によっても度数は変わりますよ。

そして酒粕の甘酒のアルコールはどんなに加熱してアルコールを飛ばしても完全に0にはなりません。

酒粕甘酒を飲んで車の運転をしても平気?

酒税法では含まれるアルコール分が1%未満であればお酒に該当しません。

だったら酒粕の甘酒を飲んで車の運転をしても平気かと思いますが、一概にそうとは言えません。

場合によっては酒気帯び運転になります。

というのも道路交通法において酒気帯び運転、いわゆる飲酒運転となるのは呼気に含まれるアルコール濃度が0.15g/L以上の時。

甘酒一杯でこの数値が出る事もありますし、出ない事もあります。
これはもう体質やタイミングによります。

過去には粕汁を2杯食べてこの数値が出た人もいるそうですから、自分は平気と言って油断してはいけません。

ですので、車の運転をする時は酒粕で作った甘酒はガマンです。
出先で振る舞われたら米麹と酒粕のどっちで作ったものか確認してから飲むようにして下さい。

もちろん酒粕でなく米麹の甘酒なら飲んでOKですよ!

甘酒のアルコールの飛ばし方のポイント!

酒粕で作った甘酒にはアルコールが入っています。
このアルコールも出来る限りしっかり飛ばしたいですよね。

加熱するとアルコールは飛びますが、出来る限り少なくなるように飛ばすにはどうしたらいいのでしょうか?

そのポイントも調べてみました。

酒粕甘酒のアルコールの抜き方のコツ

酒粕からアルコールを可能な限り飛ばすポイントはこちらの二点です。

①塊が残らないように酒粕を溶く

②しっかり沸騰させる

まず①の酒粕をちゃんとお湯に溶く理由は、酒粕が塊になっていると内部のアルコールが抜けにくいからです。

あらかじめ酒粕をふやかしてペースト状にしておいて、それからお湯で溶いて作ると塊になりにくいですよ。

そして②の沸騰させる理由は、もちろんアルコールを気化させて飛ばす為です。

とはいえ強火でグツグツ長い時間沸騰させるのはダメ。
風味が悪くなるからです。

アルコールが蒸発する温度は水より低く78℃以上です。
ですので甘酒を火にかけて沸騰してきたら弱火にします。
その後鍋のフチに小さな泡がフツフツ出ている状態を5分程キープしてから火を止めて下さいね。

強火でなくてもアルコールは飛びますよ。
甘酒をおいしく飲むには加熱時間は5分、最長でも10分です。

火にかける時間が長い程アルコールは揮発して少なくなるのですが、その分ビタミンが熱で壊れてしまうというデメリットもあります。

たとえ10分以上加熱してもアルコールは絶対に0にはなりませんから、5分以上10分以内の加熱にしておいて下さいね。

ちなみに電子レンジでカップに酒粕とお湯を入れて甘酒を作る事も出来ますが、鍋で作る場合に比べてアルコールが飛びにくいですよ。

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甘酒のアルコールを完全に飛ばす事はできないの?

しつこいようですが、酒粕の甘酒のアルコールを完全に無くす事はできません。

どんなに頑張っても0.6~0.8%位は残ります。

確かにアルコールは加熱して78℃以上になれば気化します。
でも、甘酒にはアルコールだけでなく糖分や食物繊維なども含まれています。
こうしたアルコール以外の物質がアルコールが気化するのを邪魔します。

そして100%アルコールの液体を加熱しても、完全に揮発するまで時間がかかります。

こうした事から完全に0になるようにアルコールを飛ばす事は出来ないのです。

ちなみに缶ビール1本を加熱して完全にアルコールを飛ばすには30分以上沸騰させなくてはならないそうですよ。

そんな訳で酒粕の甘酒のアルコールを完全に0にする事は出来ません。
微量のアルコールが含まれている事は承知しておきましょう。
完全0%の甘酒を飲みたいなら米麹の甘酒ですよ。

フランベすればアルコールが飛ぶ疑惑について

フランベという調理法があります。

よくフランス料理とかでフライパンから炎が上がるアレです。

一部で甘酒もフランベすればアルコールが燃え尽きて0%になるという話があります。
確かに炎が全てアルコールを奪っているように見えますよね。

そう見えるんですけどね。

でも、実はコレ、料理に含まれるアルコールは全然飛ばないんです。
もちろん甘酒のアルコールも飛びませんし、そもそも火が点きません。

フランベというのは、フランベ用にブランデーなどのアルコール度数が高いお酒を少々入れて、そのアルコールを熱で気化させて火をつける事です。

目的は肉の臭みを取ったりお酒の風味を料理につける為です。
ちなみにブランデーのアルコール度数は40%以上です。

度数が高ければ気化するアルコールも多い。
そして燃えるのは気化した表面のアルコールだけ。
料理内部のアルコールを吸い取って燃える訳ではありません。
そして火が消えるのは火が燃える速度にアルコールの気化が追い付かないから。
だってビールのアルコールが完全に気化するまで30分以上の沸騰が必要なんですよ。

なので甘酒をフランベしてもアルコールは飛びませんし、そもそもアルコール度数が1%未満の甘酒の湯気にチャッカマンの火を近づけても燃える事はありません。

なので酒粕の甘酒をフランベすれば完全にアルコールが飛ぶというのは都市伝説ですよ!

最後に

甘酒のアルコールが気になる場合は、米麹の甘酒なのか酒粕の甘酒なのか確認する必要があります。

酒粕の甘酒には1%未満ですがアルコールが含まれます。
これは沸騰させても完全に飛ばす事はできません。

アルコールが気になる場合は米麹の甘酒を選んで下さいね。

こちらもcheck! ⇒ 甘酒の作り方の疑問・解決策のまとめ

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