かぼちゃのプリンの分離の原因と二層になってしまうのを防ぐ方法 ゼラチンで作る場合は?

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かぼちゃのプリンを作ったら失敗して分離してしまった…
なぜか二層になってしまう事があります。
なんか牛乳が分離してしまうというか、かぼちゃが沈殿してしまうというか、そんな感じになります。

かぼちゃのプリンはオーブンや蒸し器で蒸して固めるものとゼラチンで固める物がありますが、両方同じ様に分離してしまいます。

なぜこんな風に分離してしまうのでしょうか?

今回はかぼちゃプリンの分離の原因と失敗を防ぐ作り方のコツについてお伝えしていこうと思います。

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かぼちゃのプリンが分離する原因は?

かぼちゃのプリンを作ってみたら、かぼちゃが下に沈殿して二層に分離してしまった…
ちゃんとレシピ通り作ったのに…何故!?

卵と牛乳、生クリーム、砂糖で作ったプリン液に裏ごしたかぼちゃを混ぜて蒸し焼きにするだけなのでとても簡単に作れそうなのですが、完成したものは二層や三層に分離したプリンの面影がある物体。

しかも水っぽい。
なんだか牛乳が浮いてしまったような感じ。

なめらかで材料が均一に混ざったかぼちゃプリンが食べたいのに…

一体なぜかぼちゃプリンが分離してしまったのか?

まずはその原因を探っていきたいと思います。

かぼちゃのプリンが失敗した原因は?

かぼちゃのプリンが分離して失敗してしまった原因…

それはかぼちゃのデンプンや繊維が重いので、プリンが固まる前に沈殿してしまったからです。

この現象はかぼちゃだけでなくサツマイモでプリンを作っても起こります。

かぼちゃだけでなくデンプンは水に溶けません。
卵と牛乳の液に混ぜても、その中に溶けて馴染まないので時間が経つとかぼちゃだけが沈んでいきます。

ジャガイモをすりおろして水に混ぜて濾しておくと、その液体から片栗粉が出来るのと同じ現象です。

プリンの液にかぼちゃを混ぜてからプリンが固まるまでに時間がかかると分離してしまいます。

ですので分離させないように作るには、かぼちゃが沈む前にプリンを固めてしまう事です。

かぼちゃのプリンが二層になってしまうのを防ぐ方法

かぼちゃプリンはプリンが固まる前にかぼちゃが沈殿してしまうと失敗します。
分離しないように作るには、とにかくかぼちゃが液にしっかり混ざっている間に固めてしまう事です。

では具体的にどうしたらいいか?

まずは蒸し器やオーブンで加熱して卵を固めるプリンの作り方のコツをご紹介しますね。

かぼちゃプリンを沈殿させないコツ① よく混ぜる

まず一つ目、かぼちゃがよくプリン液にしっかり混ざるようによーーくかき混ぜる事です。

とにかく泡立たないように注意しながらしっかり混ぜて、かぼちゃの繊維やデンプンが均一に混ざるようにしてみて下さい。

そしてこの撹拌は、プリン液を型に流し込む直前まで行いましょう。
混ぜておかないと分離するぞ!と思うべし。

かぼちゃプリンを沈殿させないコツ① プリン液を温めておく

かぼちゃとプリン液を撹拌させてよく混ぜても、固まるまでに時間がかかれば分離してしまいます。

そこで、オーブンや蒸し器で加熱している間にかぼちゃが沈殿しないように、あらかじめプリン液を温めておきましょう。

冷たいプリンの液だとオーブンや蒸し器に入れてからプリンが固まる温度に達するまでに時間がかかります。
その間にかぼちゃが沈殿してきてしまうのです。

ですので、あらかじめプリンが固まる温度に近づけておけば、かぼちゃが沈殿するより先にプリンが固まるので分離を防げるという訳です。

一番簡単なやり方は、生クリームと牛乳を混ぜる前に温めておく事です。

鍋に牛乳と生クリームを入れて、鍋のフチに小さい泡がフツフツ出るまで温めてから他の材料に混ぜて下さい。

消して沸騰させないように注意!

レンジで温める場合は牛乳の温度が60℃になるように温めます。
それ以上の温度だと卵と混ぜた時にダマになりますので、上限60℃厳守です。

更に全ての材料を混ぜてからも液を温めると効果的です。
ここでは温度が重要になります。
調理用の温度計があると失敗が減りますので、是非用意して頂きたいです。

プリンの液を温めるには、湯煎にかけて液が60℃になるように温めながら撹拌します。

この時も牛乳の温めの時と同じ、絶対に60℃以上にならないように注意して下さい。
なぜなら卵が固まり始める温度が65℃だからです。

プリンには型に入れてから固まってほしいので、ここで60℃以上にしないように気を付けて、直前までよーく混ぜてから型に流し入れて下さい。

そしてプリンの液が出来たらすぐに加熱できるように、蒸し器やオーブンの予熱も忘れずにしておいて下さいね。
オーブンで蒸し焼きする時は天板に注ぐお湯も熱湯にするのをお忘れなく!


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かぼちゃのプリンをゼラチンで作る場合

ここまでオーブンなどで加熱して作るかぼちゃのプリンについてお伝えしてきましたが、かぼちゃのプリンには卵を使わずゼラチンで固める作り方もありますよね。

ゼラチンを使うかぼちゃのプリンも同じように分離します。

原因は同じ。
かぼちゃが重くて沈殿してしまうからです。

ではかぼちゃのプリンのゼラチンバージョンの場合、どうすれば分離を防げるのか。

その作り方のコツもご紹介しますね。

かぼちゃプリンのゼラチンでの作り方のコツ

ゼラチンでかぼちゃプリンを固める場合も、分離しないようにするコツはよく混ぜておく事と温度です。

温度に関しては、今度はゼラチンが固まる温度ギリギリまで下げてから型に入れます。

やり方は、全部の材料を混ぜる所までできたプリンの液が入った鍋、もしくはボウルを氷水に当てて冷やします。

プリン液を氷水で冷やしながら泡だて器でプリンの液をかき回して、液が少しもったりしてきたら型に流して冷やし固めましょう。

ゼラチンが固まるのは20℃以下です。

氷水で20℃近くまでプリン液の温度を下げながら撹拌しておいて、型に流して冷蔵庫に入れます。
そうすればかぼちゃが沈殿する前にゼラチンが固まるので分離するのを防げますよ!

最後に

かぼちゃのプリンはかぼちゃが沈んでしまう事で二層になってしまいます。
分離させない為にはよく混ぜる事と、プリンが固まる温度に近づけてから蒸し焼きにしたり冷やしたりする事がポイントです。

そしてとにかく型に入れるまでは撹拌です。

作り方自体は簡単なかぼちゃプリンです。
ちょっと手間ですが、コツを押さえて作ると失敗を防げます。

おいしいかぼちゃプリンになるように頑張りましょう!

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