たらの芽の天ぷらの下ごしらえでとげの処理とあく抜きは? 揚げ時間は何分?

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初めてたらの芽で天ぷらを作る時、下処理や揚げ方をどうしたらいいか悩みますよね。
たらの芽にはとげがたくさん付いていますし、山菜だからあく抜きした方がいいんじゃないかとも思います。
そして具体的に何分くらい揚げればいいのかもよくわかりません。
そこで今回はたらの芽の天ぷらを作る時のトゲの処理とあく抜き、揚げ時間についてご案内していこうと思います。

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たらの芽を天ぷらの下ごしらえでとげはどうする?

初めて生のたらの芽を見て驚くのがトゲ!
触るとチクチクするとげが表面にたくさんついています。

君はハリセンボンかい?
それともハリネズミかい?
実は本当はバラだったのかい?と問いかけたくなるようなトゲトゲっぷりです。

こんな状態ですから、とげを取らずに食べると口の中が痛くなりそうですよね。
でも、これまでにたらの芽の天ぷらを食べた事がある方ならわかると思いますが、たらの芽の天ぷらはチクチクトゲトゲするような事はありません。

これはやっぱり下ごしらえの時にとげを取るのでしょうか。
でも、このとげをきれいに取るのはかなり面倒ですよね。
たらの芽のとげはどうしたらいいのでしょうか?

たらの芽のとげは取らなくて大丈夫!

チクチク痛いたらの芽のとげですが、これは取らなくてOKです。
生の状態だと固いのでとげが痛いのですが、油で揚げて火が通ると柔らかくなります。
とげがあるとは思えないような食感になりますので、下処理でとげを取る必要はありません。

もし、たらの芽が大きく育ってトゲがあまりにも大きくて気になるようであれば、そのトゲだけ取ればいいです。
基本的にトゲはそのまま付いた状態で天ぷらにして大丈夫ですよ。

ちなみに品種改良されたトゲのないたらの芽もあります。

タラの芽を天ぷらにする時あく抜きは?

春の山菜を食べる時、基本的にあく抜きをしてから食べますよね。
あく抜きをしないとえぐみが強くて食べられない物が多いです。

たらの芽も春の味覚。
たらの芽の天ぷらもほんのりと苦味があります。
やっぱりたらの芽も重曹などであく抜きをする必要があるのかと悩みますよね。

でも、たらの芽を天ぷらにする時にあく抜きは必要ありません。
たらの芽自体にもアクはありますが、春の山菜の一種でもアクの量が少ない物です。
更に5cm位の大きさの物だとえぐみが少ないです。
そのたらの芽を天ぷらにすると、油でアクの成分がコーティングされるので苦味を感じにくくなります。
ですので、たらの芽の天ぷらを作る時にあく抜きはしなくて大丈夫です。

ただ、中には苦い部分があります。
それはたらの芽の根元の茶色くなったはかまの下です。

たらの芽の下処理で根元をくるっと囲んだ皮みたいな、ガクみたいな部分があります。
ここを「はかま」と呼び、これを取るのですが、このはかまが付いていた部分は苦味が強い事があります。
もし、どうしても苦味が強いのは嫌という場合は、この根元の部分を切り落として天ぷらにするといいですよ。


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たらの芽の天ぷらの揚げ時間は何分?

たらの芽の天ぷらは春にしか食べられないものですから、その風味を損なわないように作りたいですよね。
そこで気になるのが天ぷらの揚げ時間です。
プロなら揚げあがりのタイミングや具合が目と耳でわかるといいますが、素人はそれを判断するのは難しい。

そこで、素人でもたらの芽をしっかり味わえる油の温度と揚げ時間をご紹介しますね。

たらの芽の天ぷらの揚げ方

まず、油の温度は170~180℃の中温で揚げます。
そして、揚げ時間は1分30秒位です。
天ぷらを揚げている時の泡が小さく細かくなってきて、音も小さくなってきたら油から取り出す目安!
揚げた後も余熱で火が通りますし、何分も長く揚げてしまうと風味が飛んでしまいますので、揚げすぎに注意してください。

揚げる時、穂先の方は衣を薄く付けるとおいしくなります。
衣を入れたボウルのフチで穂先に付いた余計な衣をしごいて取るようにするといいですよ。

さらに下ごしらえの時、たらの芽の根元に十字で切り込みを入れておくと、太い茎の部分にも火が通ります。
細い茎の場合は切り込みは1本でいいです。
そして揚げる時は30秒ごとに天ぷらを返しながら揚げると均一に火が通りますよ。

最後に

独特の風味がおいしいたらの芽の天ぷら。
やっぱりその風味を楽しみたいですから、めんつゆより塩で食べる事も多いですよね。

たらの芽はわらびなどと違いアクも少なく、とても料理しやすく食べやすい山菜です。
春にしか食べられない天ぷら。
おいしく季節を楽しんでくださいね。

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